話し好きにも程がある

 この前、床屋に行った時のこと。

 着いた時間は11時過ぎで、開店直後に来たお客さんたちがちょうど終わって店には3人ほどのお客さんしかおらず、店員さんたちは5人ほどいる状態。
すぐに「どうぞ~」と席に案内され、カットが始まったのですが・・・。
このとき、俺の隣の席にはカットが終わったらしきじいさんが店員さんと話していました。

 カットされながらその会話をそれとなく聞いていると、やはりじいさんはすでに終わっている模様。
なので本来であれば、そそくさとレジに向かい会計を済ませるのが通例。
この店に通うようになって8年以上になりますが、ほとんどのお客さんがそうしています。
基本店員さんたちは、次から次へとお客さんをさばいていかなければなりませんから。
だからこういう行為は御法度だと思うのですが・・・そのことに気付かないのか、しばらく話し続けているじいさん。
このときは新たに来るお客さんがいなかったこともあり、店員さんも話を聞き続けていたようでした。
が、横でそれを聞いている俺は何だか具合が悪くなってきました(笑。

 

 

 なんともこういう空気を読めないじいさんの存在がイヤというか。
店員さんの相づち具合を聞いていると、「終わったんだから帰ってくれ」という感もあります。
だから心の中で、「終わったんなら話をそろそろ切り上げて帰れよじいさん」なん思っていると、ようやくじいさんが席から立ち上がりレジに向かいました。
これで俺は「ああ・・・これで気にしなくてすむ」とホッとしたのですが・・・。

 

 なんとそのじいさん。
その後も10分ほどレジでずっと店員さんと話していました。
後頭部越しにその話を聞いていて、やはり具合が悪くなってくる俺(笑。
いや、本当に「ここまで話し好きなじいさんとかいるんだ」と、ちょっとした発見でした。
それと共に店員さんたちも、こういう客を邪険には扱えないから大変だなと思いましたね。
待っているお客さんでもいれば、さすがに「すいません」と断りを入れられるのでしょうが、このときは誰もいないし店員さんたちの数の方がお客さんより多かったので・・・。
けっこうな地獄かと。

 

 

 ま、この後。
新たなお客さんが来る前にじいさんが、「じゃどうもね~」と言って帰っていったため、話を聞いていた店員さん以外には迷惑をかけることもなく無事に終わったのですが・・・。
興味のない話でも適度に相づちを打って話を聞き続ける店員さんの苦労を思うと、理容師というのはつくづく俺のようなメンタルの弱い人間には勤まらない職業だと感じた次第です。

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