クレジット・電子カード専用レジにて・・・

この前、アリオに行ったときのこと。
各レジにけっこうな人が並んでいて、その後ろに並びづらい状況でした。
こういうとき、俺はちょっと遠回りして両端のレジを狙うことが多いです。
端のレジならこういう状況で列が長くなっても、真ん中のレジよりは並びやすいから。
だからこの日も端のレジに向かったのですが・・・。

端のレジに並ぼうとすると、「クレジット・電子カード専用レジ」という案内が目に入ってきました。
今までアリオで何回も買い物をしてきましたが、この案内を見るのは初めて。
「いつの間にかこんなレジが作られていたんだ」と驚くと共に、いやでも目に入ってくるその案内の大きさに圧を感じていったん並ぶのを躊躇しました。
俺なんかが使っていいようなレジではないというか(笑。
でも、俺はnanacoを持っているため、並んでも問題ないことに気づきそのまま並びました。
俺の前には3人のお客さんが。

んで、並びながらそのレジ周辺に貼られている案内を見たのですが、とにかくいろんなことが強調して書かれていました。
「電子マネーチャージは出来ません」とか「事前にチャージしてからご利用ください」等。
それを見て「前に現金で支払えるとか勘違いして、並んじゃう人もいるんだろうな」ということは察しました。
もしくはチャージでゴタついたことがあったんだろうと。
だからその手のトラブルを防ぐため、とにかく大きい案内を貼っており、
「ここまで書いていたら間違える人なんていないだろう」
と思いながら、焦らないようにサイフからnanacoを取り出して並んでいました。

で、1人のお客さんの会計が終わり、あと2人となったとき。
レジに向かって進むと、俺の前に並んでいた70歳ぐらいのおばあさんが前に進もうとした矢先、ピタッと止まって、俺の方に戻ってきました。
そして「ごめんなさいねぇ」と言いながら列から離脱していったのですが・・・。
その手を見ると1万円札が握られていました。
どうやら「クレジット・電子カード専用レジ」という案内が目に入らないまま、レジに並んでしまったようです。
んで、前の人の会計の様子をみてそれに気付いたと。
「こんなにデカい案内があっても気付かない人もいるんだ・・・」と思いましたが、まぁ人間一度思い込むとそういう案内も見えなくなるもの。
俺にもそういう苦い経験があるし、このおばあさんは自らそれに気付いて離脱したわけですから、何の問題もありません。
これで「なんで現金払いできないの!」とか俺の1つ前でゴネ出したらブチギレもんですが(笑。

と、そんなことがあり次は俺の番に。
nanacoを持ちながら進んでいくと、レジの店員さんから一言。
丁寧な口調で
「お支払い方法はなんですか?」
と確認されました。
これを聞いた瞬間、俺はなんか察してしまいました。
これまでに多数あったトラブルを(笑。

いや、本当にかなりの数の案内がデカデカと貼られているのですよ。
「クレジット・電子カード専用レジ」
「電子マネーチャージは出来ません」
等が多数。
レジの列に並んだ時点で気付くレベルのものが。
しかし・・・。
そんだけ案内があっても、会計前に確認してきた店員さん。
このときに察せずにはいられませんでした。
おそらくここまでやっても「現金払い」や「チャージが出来る」と思い込んで並んだお客さんが過去にたくさんいたんだろうと。
そしてその場合の地獄も容易に想像できました。
例えば、カゴ1つ分とかを打ち終わった後に会計をしようとして、お客さんから「え?現金払いできないの?」とか言われた日にゃあ・・・。
またnanacoとかを持っていたにしても、「え?チャージしたいんだけど」とか。
後ろにはたくさんのお客さんが並んでいる中での、そういうトラブル。
おそらく店員さんたちは相当な苦労をされてきたのでしょうね。
そういうのがあったからこそ、大きい案内を多数貼り出しているのだと分かりました。

と、いうことで・・・。
この件で思い知ったのは、どんだけ案内を出しても、それに気付かない人は一定数いるということ。
何か別な考え事をしていたり、思い込んだりしていたら、イヤでも目に入るように貼られている案内も目に入らないものなんだと。
そして、けっきょくそういうことを防ぐには、会計を行う前に一言確認するしかないのでしょうね。
原始的ですが、案内を見落とす人もいるから、こういう対応をせざるを得ない。
店側が「案内を出したからもう大丈夫」と思い込むのは危険なことなのだと、よく分かった出来事でした。
俺も見落としやすい人間ですから、気をつけようと思います。

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