傷をつけてしまった車の持ち主が戻ってきた

前回のつづきです。

警察とのやり取りが一通り終わり、後は後日に連絡が来るという段取りになっていたそのころ。
なんと相手の車の方が戻ってきました。
相手の方は30代前半と思われる女性と小さい女の子。
何気なく戻ってきたら自分たちの車の前に警察を含めた6人ほどの大人たちがいたので、さぞかしビックリしたと思います。
「え!なにかあったんですか!?」
と声をあげてこちらに向かってきたので、俺はひたすら頭を下げながら速攻で謝罪。
「すいません!この度は傷を付けてしまいまして・・・」
と。

 

この後。
警察の方が相手の連絡先などを確認し、お互いにメモによる連絡先の交換。
このとき、警察の方に、
「この連絡先のメモを無くしたりすると大変だから無くさないように」
と念押しされたことを覚えています。
なんでも無くしてしまうと、警察でも確認するのが大変な作業になるといった意味合いのことを言っていたような・・・。
だからこの後、やらかしたことに気が動転していながらも、絶対に相手の連絡先だけは無くさないようにスマホにメモを残したりと必死にやりました。

で、警察や責任者の方も引き上げ、相手の方も引き上げるとなった際、こちらから1つのお願いをしました。
それは、
「明日、父の葬式があるので、こちらからの連絡は週明け以降でもよろしいでしょうか?」
ということ。
これを聞いた相手の女性は、「ええ・・・そうなんですか」と、とんでもなく驚いていました。
まぁそりゃそうですよね。
見ず知らずのおっさんに車を傷つけられた上、その相手の父親が亡くなって「明日葬式なんです」と聞かされたら、正直訳が分からない状態になるのは当然。
でもこの女性の方はすぐに俺の事情を察してくれ、
「はい、大丈夫です、落ち着いてからで構いません」
と、このことを了承してくれました。
そして車に戻ってくるまでに2時間以上かかったことを謝ってきました。
これにはちょっと俺が驚かされました。
だって相手に非は1ミリもないわけですから。
だから余計にこんな面倒に巻き込んで申し訳なかったです。

次回につづく

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