2018-11

父が末期がんになった話

父の遺体が病院からセレモニーホールに移動

前回の続きです。9時30分になり、葬儀社の方が父の遺体を運ぶため病室にやってきました。母と一通り挨拶を済ませた後、看護師さんや自分と協力して父の遺体を特殊なカートへ。そして、そのまますぐに病室を後にしました。病室を出てエレベーターに向かう途...
父が末期がんになった話

人の生き死にに接する仕事だと気づく

前回の続きです。 葬儀社が父の遺体を引き取りに来るまで荷物をまとめたりしていましたが、そんな中で感じ始めたのは「看護師さんたちは仕事でやっている」ということでした。端的に言うと、自分や母といった家族と同レベルの悲しみを持ってはいないというこ...
父が末期がんになった話

不思議な力を感じた

前回の続きです。母がたまたまバッグに入れていた葬儀社のチラシを見て、その葬儀社に電話。すぐに繋がったのですが、突然のことすぎて母も事態をあまり飲み込めていないため、「遺体をいつ移動するか?」 「そちらで清拭もやってくれるか?」等の相手とのや...
父が末期がんになった話

亡くなった後に決めなければいけない事は多かった

社長への連絡や部屋を出ていくための片付けをしていると、母がやってきました。母は父を見るなり号泣。1~2日前には「また会える」と思っていて、こんなに突然亡くなるとは思ってなかったので相当なショックだったようです。それを見て、やはり自分も悲しか...
父が末期がんになった話

父の気遣いに涙

呼吸が止まった父の前で泣き続けていると、看護師さんが亡くなる前後の話を聞かせてくれました。なんでも夜中に体調が悪化したそうです。見た感じかなり辛そうだったので、看護師さんたちは、「息子さん呼ぼうか?」と聞いたそうなのですが、父は「呼ばなくて...
父が末期がんになった話

冷たくなった父の手を握りしめ・・・

静まりかえったロビーのソファーに座り続けること3分。危篤なのにすぐに病室に通されない時点で、何となくは察しました。「ああ・・・間に合わなかったか」。   と、そんなことを考えていると、看護師さんがパタパタと走ってきました。そして自分にこう告...
父が末期がんになった話

1秒でも早く・・・

父の容態が急変し危篤状態になったので、とにかく大急ぎで病院に向かった自分。早朝のため道路はまったく混んでおらず、20分ほどで病院に到着しました。 が・・・すぐに車を停めて病院に入ろうとすると・・・早朝のため正面玄関は閉まったまま。気が急いて...
父が末期がんになった話

人生で初めての虫の知らせを感じた

父が緩和ケア病棟に移った翌日の早朝。なぜか4時15分に「ビッ!」と目が覚めました。一瞬、スマホが鳴ったような気がしたので確認すると、着信はなし。「ん?鳴ったような気がしたんだけどなぁ・・・」と思いつつ、スマホを置こうしました。   が、この...
父が末期がんになった話

the last day

緩和ケアの病室に移った当日。父と病室にいると、今後の件について担当看護師のKさんがやってきました。Kさんは父に、「今後のことについていくつか確認したいのですが」と聞いたものの、父はそれどころではないらしく、「今は答えられないですね」との返事...
父が末期がんになった話

看護師さんにもいろんなタイプがいまして・・・

緩和ケア病棟に移るために、病室で父と待っていたこの日。移動10分前ぐらいから、看護師さんたちが荷物を運ぶカートや父が座る車イスを持ってきてくれて着々と準備が進んでいき10時15分、予定通りに移動を開始しました。この移動は看護師さんが付き添っ...