他の家族にも病魔が

 余命半年のうちの5ヶ月が過ぎた今年の5月。
当初は4月あたりから父のサポートが必要になると予想していたから、毎年春の楽しみにしていた蔵王キツネ村の子ギツネ抱っこ体験には、今年は行けそうにもないと考えていました。
が、実際のところ、身の回りのことは1人で出来る父。
特に変化もなく、毎日家で好きな映画を見るなど今まで通り煮過ごしていたのです。
病院通いになども問題がなかったため、自分はGW明けに久々にキツネ村に行くことにしました。

蔵王に行く1日前。
家で子ギツネ抱っこ代の600円も100円玉で用意するなどして、準備万端。
「さぁ、じゃあ明日から行ってくるか」なんて思いながら、バイトが終わって家に帰り着くと、玄関先で父からこんなことを告げられました。
「弟が感染症になり、先ほどお母さんが付き添いで病院に連れて行った」
と。

前日には普通に歩いていた弟を見ていたこともあり、最初はこれを言われてもピンと来ませんでした。
が、この後。
診察後に弟がそのまま入院することになり、着替えなどを渡すため病院に行き母から話を聞くと、感染症というのはそんな簡単に退院出来るようなものではないとのこと。
そのため、しばらくの間は弟に付きそう母のサポートをするしかなく、蔵王行きは断念しました。
この日を境に、ほぼ毎日入院中の弟の病院に通う日々が始まりました。
 
 
 で、この弟の入院も二転三転したりしていろいろとあり、かなり大変でした。
(書くと長くなるので、ここでは割愛します)。
まぁ自分は母がいない間に3時間程度付きそうだけでしたが・・・・・・、これでもずっと続くとだいぶ肉体的にも精神的にも疲労がたまっていくのです。
人間1人を介助・介護するのは尋常ではないことだと、身をもって知りました。
意思疎通もままならない高齢者の親を介護している方なんかは、もっととんでもない地獄なんだと思いました。
本当に容易なことではないです・・・。
 
 
 と、そんなことがあり、弟の病院通いを続けていた5月下旬。
それまで元気だった父がちょっとした手術のため、昨年入院していた病院に10日間ほど再入院することになりました。
でも、とりあえず身の回りのことは1人で出来るから、「お前は弟の面倒をみることを優先してくれ」と言う父。
そのため、これまで通り弟の病院通いを優先し、父のところには退院日に荷物運びも兼ねて迎えに行くということになりました。
 
次回につづく

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