聞き方ってもんがあるでしょ・・・

 

 前回のつづきです。
社員Aが人の批判を繰り返すような人間であることはよく分かったのですが・・・。

 

 ある日のこと。
更に社員Aの他人に対してのイヤな癖を見つけました。
それは各店に配達をしている社員(新人さん)がやってきたときのこと。
この社員さんは最近入社した方で、まだ右も左も分からないような人。
そのため、社長や奥さんからの指示を受けて動いているだけなのですが・・・。

 

 その方が俺や社員Aがいる店から、ある食材を他の店に移動させようと持って行こうとしていたときのこと。
その様子を見て、社員Aが新人さんに声をかけていました。
「それ、何個持っていくの?」と。
新人さんは「あ、4個です」と答えると・・・。
社員Aは大きめの声で、
「4こぉ!?」
と言い放ちました。

 

 

 

まるでその数が間違っているとでも言いたいような。
別な言い方をすると、
「おいおい、そりゃ多すぎだろ」
的なニュアンスで言ってくるのです。
これには横でこの会話を聞いていただけのなのに、相当な不快感を覚えました。
「新人さんに対して、そういう言い方はないでしょ・・・」
と。

 

 どういうことか説明しますと、仕事を始めた当初は誰でも何も分からないもの。
今回の配達していた新人さんも、「通常は○個もっていく」なんてこともまったく知らないわけです。
単に社長などから受けた指示を守っているだけ。
だからその数に対してそんなことを言われても、「えっ?」となるだけで返しようがないわけです。
またこういう風に言われると、その新人さんは不安になりますよね。
「えっ?おれ4個と聞いていたけど、数間違ってんのかな」とか。
つまり文句があるならその指示を出した人間に言うべきで、そんな何も分からない新人さんに威圧的な聞き方をしてもしょうがないのです。
でも社員Aはおそらく無自覚にこういう聞き方をする人間で・・・。
改めて嫌いになりましたし(笑、新人さんに対してこういう聞き方をするもんじゃないと、俺も気をつけようと思いました。

 

 と、そんな社員Aのイヤなところに目がいきつつも、働き続けたその後。
俺が休みの日の同時間帯に働いているワカテくんの仕事ぶりがとんでもないということもあり、いくらか俺に対する圧は弱まりました。
さすがにあのワカテくんと比べれば、俺がどれだけまともかは気付きますよね(笑。
まぁ今さらというか、遅すぎるのですが・・・。
だから再び「仕事を辞めるのはもったいない、もう少し続けてみようかな」なんてことを考えたりもしました。
が、社員Aのような人間が上にいると、またいずれイヤな思いをすることも間違いなくあります。
それを思うと、やはりこの機会に辞めた方がスッキリするというもので。
けっきょく、俺は考えを改めることなく退職することにしたのですが・・・。
こういう言い方とか1つで人にイヤな思いをさせることを考えると、俺も本当に気をつけなければいけないと思いました。
こういうのが理由で人が辞めたんじゃ、あまりにもったいないですから。

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