終業式前日の思い出

この記事を最初にUPした際、タイトルが「就業日前日の思い出」となっていましたが、終業式の間違いです。
タイトルを見て来て下さった方にお詫び申し上げます。

 

 

この石黒先生のツイートを見て、己の小学校時代を思い出しました。

今から35年以上前のことなんてほぼ覚えていないことの方が多いですが、この終業式前に荷物を持ち帰るときに地獄を見たことは今でも覚えています。

あれは俺が小2のこと。
終業式の前日。
男の担任に、この日の帰りにいきなり大量の荷物を抱えさせられたことを覚えています。
絵の具セットやらアサガオかなんかの鉢植えなど、子ども1人で抱えるのには酷すぎる量でした。
若い女の先生はその姿を見て「あ~かわいそう」とか言っていたのですが、まぁ「決まりだから仕方ないね」と。

で、これは虐待を受けていたわけではありません(笑。
いま思うと、俺はこのときまで「終業式前までに荷物を持ち帰らなければいけない」ということがまったく頭になかったのだと思います。
むろん、担任は事前にこのことを生徒たちに伝えていたはずです。
だからそれをきちんと理解していた他の子どもたちは持ち帰っていたのですが・・・。
今もこんな適当な男ですから、小学校時代は手の付けようがないほどアホ。
「終業式前に荷物を持ち帰られなければならない」ということは微塵も理解していませんでした。
分かっている子は数日かけて少しずつ持ち帰っていたようですが・・・。
本当に何も考えていない子どもでしたから、当日になるまでまったく自体を把握していなかったのですね。

このとき。
小学校から自宅までの距離が、徒歩で片道30分ほど。
ちょっとうろ覚えなのですが、大人になった今でも「自宅からその小学校まで歩いて行け」と言われたらけっこうイヤな距離です。
その距離を夏の暑い日、俺は抱えきれないほどの荷物を持ちながら歩いて帰りました。
繰り返しになりますが、これは全て自分が悪いです。
が、どう考えても物理的に抱えて帰るのが厳しい量だったのも事実。
このご時世だったら、何かしらの対策はするぐらいの状況だったと思います。

んで、なんでこんな昔のことを覚えているかというと、この日の帰り道。
面識のないおばちゃん3~4人が、俺があまりに荷物を抱えているのを見かねて、「あららら、手伝ってあげようか」とか「そんなに荷物もって大丈夫かね」など言ってくれた人たちがいるのを鮮明に覚えているから。
要は誰が見ても「無理だろ、これ」っていうレベルだったんですよ。
ただ徒歩30分の距離だと、ちょっと手伝ってもらうというわけにもいかないことは、アホの子どもでも分かっています(笑。
学校を出てしばらくの人気のある場所で声をかけてもらったものの、そこから「じゃあボクの家まで」と言ってはいけないことは理解していました。
そのため「家が遠いのでいいです」的なことを言って断って、自宅まで必死に歩いたことを覚えています。

ま、今考えてみると、何とも良い時代だなと思います。
そうやって子どもが困っていたら、声をかけて助けようとしてくれた大人がいたのですから。
今の世の中では、けっこう難しいというか躊躇する事案だと思います。
俺が今、もしそういう子どもを見かけたら助けてはあげたい気持ちはあります。
男の子だったら、あまりに辛そうだったら一声かけるかもしれません。
でも、女の子相手だったら声はかけられないでしょうね。
小さい女の子と一緒に歩いていたら通報されそうですし(笑。
というか、もし女の子相手に手伝って後でその子の親とかが知ったら、冗談抜きで不安に駆られそうな気もします。
そういういろんなことを考えると、よほどの緊急事態でもない限りはスルーするのが今の世の中では一般的なのかなと。
俺の子ども時代を考えると寂しい限りですが・・・。

まぁ子ども相手によからぬことをするニュースをYahooニュースでたくさん見かけますから、仕方のないことなのかなと。
またそういう試練の1つも、その子にとっては良い経験かと思えば、安易に助けるのもよくないのかもしれません。
「まとめて持ち帰るとこんなに辛いのか」ということを学べば、来年はそうならないようにするかもしれませんし。
ただ・・・そんな経験をした俺は、この歳になってもそういう生き方をしている。
つまり辛い思いしても学ばないバカということなんでしょうね。
生まれてすいません(笑。

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