持っていない男

昨今は出かけた先でスマホにてピザを注文できるので、たまにそれをやるのですが・・・。
ある日のこと。

この半年通っているカフェに到着。
注文をして店内の状況を把握し、「だいたいこのぐらいの時間に店を出ればちょうどいい」という時間に、スマホからピザハットへ注文しました。
カフェからピザハットまではバイクで3分の距離。
これなら多少カフェを早く出たり遅くなったりしても対応しやすいので、カフェから注文しています。
ただネックなのが、注文したらその後の行動予定が決まってしまうこと。
例えばカフェが混み合ってきて居づらくなったとしても、このときばかりはその時間まで粘るしかないというか。
とはいえ、まぁ居心地の良いカフェでそんなこともめったにないので、この日も時間を推測してピザを注文しました。

で、あと5分程度でカフェを出る時間になったとき。
「そろそろだな」と思って準備をしていると・・・。
そのカフェの社長さんがやってきました。
この社長さんは、たまに俺を見かけては「いつもありがとうございます」とか話し掛けてくれる方。
今年の4月、コロナの影響で店の営業が制限されたときなどには、厳しい実情を教えてくれたりしました。
そういう話は、社会不適合者の俺にとっては勉強になることが多くありがたいこと。
だからこのときも少し会話をしてからカフェを出ようと思ったいたのですが・・・。

なぜかこういう日に限って、珍しく長時間俺に話し掛けてくる社長さん。
そもそも10回いって1回会うかぐらいの確立で、会っても必ず話し掛けてくるというわけでもありません。
「ごゆっくりしていってください」とか挨拶はしてくれますが、日によってはすぐに立ち去ることも多いのですが、このピザを頼んだ日。
珍しく15分もの間、俺に話し掛けてくれました。
いつもは話し掛けても2~3分程度なのに・・・。

で、こういうときにうまく立ち回れないのが俺。
気を遣って社長さんの話に付き合いました。
これが急用だったりすればさすがに「ちょっとすいません、実はこの後・・・」とかいいますが、まぁピザですからね。
出来たてをゲットしたい気持ちはありますが、社長さんの会話を遮ってまで取りに行くものではないと判断し、しばし会話に付き合いました。
予定していた時間を10分超えでオーバーしたときは、さすがにちょっとドキドキし始めましたね。
今までは決められた時間にピザを必ず取りに行っていただけに、店から確認の電話がかかってくるんじゃないかとか。

ま、結果的には予定した時間を15分ほどオーバーしてカフェを出ました。
そしてピザハットに行ったのですが・・・。
予想に反してピザは充分に熱々。
まぁ15分程度なら、デリバリーで頼んだときと同じようなものだから、そんなに致命的なミスと言えるようなものじゃないと知りました。
ただ・・・やはり出かけた先というのは何が起こるか分からないもので。
つくづく自分が「持っていない男」だということが分かりました(笑。
今後はそこらへんも想定した上で、スマホから注文しようと思います。

 

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