身近な製品にも潜む危険

 お盆前日。
起きてみると家族がすでに出かけており、家には俺のみ。
とりあえず日課である風呂掃除に取りかかると、あちこちにあるカビが気になり出しました。

 いつも風呂に入る度に気にはなっていたのですが・・・ここ数年は掃除するまでには至らず。
吹きかけて放置してちょちょっとこすればいいものとはいえ、そのちょっとがなかなかやれないもんで。
ただこのときは猛烈に気になって仕方なかったことや、家に自分以外いなかったこともあり、カビキラーを使った掃除をするにはうってつけのタイミングだと判断。
床や風呂のフタ、パッキン部分などに泡タイプのカビキラーを吹き付け、1時間ほど放置しました。

 1時間後。
風呂場に入ってみると、フタに吹きかけたカビキラーの泡などはすっかり消えており、充分に浸透したことが伺えます。
となれば、次はお湯をかけて洗い流す段取りなのですが、このときはスチームクリーナーを初めて風呂掃除に使ってみました。
まずは床に「シューッ」とスチームクリーナを吹きかけながら掃除。

 スチームクリーナーを起動させてから10分ほど経ったころ。
使い方が悪いのかもしれませんが、床に関してはブラシでこすった方が早く汚れが落ちることが分かりました(笑。
まぁ床は広いですから、デカいブラシでこすった方が効率的にもいいのですね。
だからこの後はスチームクリーナーを使うのをやめて、後はブラシでひたすらゴシゴシこすっていたのですが・・・。
ふと気が付くと、なんだかいつも以上にカビキラーの塩素の匂いを鼻の奥に感じる気が。
これまで数回は使ったことのあるカビキラー。
注意書きに従い窓を開けて換気もしていますし、換気扇もしっかり回しています。
でも、このときはいつも以上にツンと来るというか、なんだか「アレ?」とほんのわずかにふらつくような感覚が。
「これは変だな」と思い、とりあえずブラシ作業を終了。
そして次に風呂場全体をまず洗い流しました。
んで、その次は落ちきらなかったカビにカビキラーを再噴射。
30分ほど放置した後に再び洗浄することにして、自分の部屋に戻りました。

 で、自分の部屋に戻ったのですが・・・。
かなり強めの塩素臭を感じつづけます。
子どものころに嗅いでた学校のプールのものより強いぐらいのものを。
自分の部屋に戻ったのに、その感覚が抜けない。
ここで明らかに自分がいつもと違う状態であることに気付きました。
んで、その原因を考えてみたのですが・・・。
おそらく、床にまいたカビキラーをしっかり洗い流す前にスチームクリーナーを使ったのがよくなかったようです。
先に洗い流していれば問題はなかったのですが、このときは液が残った状態でスチームを噴射して掃除→その舞い上がったものを吸い込むということをやらかしていたようです。
ちなみにこのとき、メガネや手袋は念のためにしていましたが、マスクに関してはしていませんでした。
しっかり窓も開け換気扇も回していたので。
しかし、そんな考えが甘かったようで、それなりに吸い込んでしまったようです。
過去にこの手の製品で中毒事故が起こった理由が、なんとなく分かりました。
自分が気付かぬ間に危険なものを吸い込んでしまうパターンなのでしょうね。
で、最悪の場合はそのまま倒れてしまうと。

 というわけでカビキラーなどは、「何回も使って大丈夫だったから」と、大量に使いすぎたりしたり自己流の使い方をしてはいけないものだと学びました。
「換気していれば全てOK」という甘いものではないようです。
手軽に手に入れられる商品なだけに、すっかり自分の中での危険性が薄れていました。
猛省です。

 ちなみにこの後。
「具合が悪くなるようだったら、病院にいかにゃあならんな」と考えていましたが、2~3日経てば鼻の奥に感じていた塩素臭も消え、体調も普通に戻り大丈夫でした。
まだ若干、鼻にいつもと違う感覚は残っていますが、食欲などはあるので大丈夫みたいです。

 それにしても・・・。
まさかお盆の前に自分で危険な行為をして死にかけるとは思いませんでした(笑。
まぁ「死にかける」はいいすぎかもしれませんが、わりと本気で「これは危ない」と感じたのは事実。
我が家ではたまの掃除に該当するため、ついつい1回で大量に使いがちなカビキラー。
今後はメガネ、手袋、マスクをして慎重に使おうと思います。

 

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