若者に賭けて当然

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きのうはドラフト会議があり、選手たちにとって悲喜交々あったようです。
そんな中で気になったのはこちらのニュース。

元MLB田澤純一投手、「34歳新人」ドラフト指名漏れの過酷さ

「田澤ルール」が撤廃され、ドラフト候補に上がったことが話題になっていたみたいですが、まぁよくよく考えれば、この結果は至極真っ当なことかと。
事前に本人から「NPBでやりたい!」や「どの球団でも必死にやらせていただきます!!」とか、BCリーグで異常ともいえるような高い防御率でも誇っているなら、また話は変わってくるのででしょうが、そうでなければ「残り4~5年」の選手なんて、とてもとても・・・。
もし指名して、後で「やっぱまたメジャー行きますわ」とか言われたら、そのスカウトは脱糞ものでしょうし(笑。

そもそも、このドラフト枠って、一般人が考えている以上にプロの球団やスカウトにとってはもの凄く貴重なものだと思うのです。
下位で取った選手が数年後に化けて、球団を背負うようなスター選手になる可能性だったあるわけですから。
その貴重な1枠を使ってまで、田澤選手を取る。
もしそんな球団があったなら、そっちの方が夢がなさすぎるというか面白みがまったくないですよね。

メジャーで活躍した選手とはいえ、すでに34歳。
もうピークは過ぎており、現時点でそれなりの資産も気付いているわけです。
その田澤選手のモチベーションと、これから夢だったプロ野球選手になって、グラウンドの下に眠っている銭を掘り起こそうとしている若者のモチベーションの差は、おそらく天と地ほどあるでしょう。
あと、扱いやすさとか給料の面、それと可能性ですよね。
これから「現状維持もしくは落ちる一方」と「どんどん成長する可能性を秘めている」では、若者にかけるのがまともなスカウトの姿勢だと思います。
そういう面から考えても、やはり今回指名されなかったというのは当たり前のことかと。

というわけで、これは田澤選手がかわいそうということはまったくなく、変に持ち上げすぎたマスコミが悪いのだと思います。
各球団のスカウトは未来を見据えて冷静な判断をしただけ。
過酷というか、これが現実なのでしょうね。

 

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