「商売だから優しくしてもらえる」ということは覚えておくべき

《被害女性に顔を寄せる容疑者写真》「ホンマ好きっすね」とイジられた56歳会社員は…大阪カラオケパブ刺殺

俺が正社員で働いているときに学んだことの1つが、
「お客さんだから親切にしている」
ということ。
例えば女性店員が男性に優しくするのは、それはあくまでもお客さんだから。

アイドルがニコニコとファンと握手しているのも商売です。
裏ではそれこそ何を言っているか、分かったもんじゃないですよ。
満面の笑顔で握手をした後、楽屋に戻ったら
「けっ!あのオヤジきたねーんだよ!!」
とか手を洗いながら罵倒している子も間違いなくいると思います(笑。

俺はこの1~2年の間、定期的に通っている動物系のカフェがあります。
店員さんの多くは20~30代の女性。
けっこうキレイな方が多く、程度の差はあれ皆さん親切です。
となれば、現在、女性と接する機会が基本スーパーや買い物のレジしかない俺とかなら「ほれてまうやろ~」となりそうなもんですが・・・。
俺にそれはありません。
なぜなら「お客さんだから親切(相手)にしてくれている」と分かっているから。

最初から心の中にきっちり一線を引いています。
だから傷つくこともなく心は穏やかです。
とはいえ、この真実ばかりを考えると空しくなるのも事実(笑。
だからまぁ50%の感じでやっています。
これだと後に万が一、店で俺の悪口を聞いたとしてもそんなにショックはそんなにひどくありません。
「あ、やっぱりねw」って感じで済ませられるかと。

とまぁそんな感じで、これまでの人生経験により、世の中そういうもんだってことを今は知っています。
特に対人関係では若い時にけっこうやらかしましたから。
こっちは凄く仲がいいと思っていても、向こうはそうは思っていなかった的な。
俺はわりと気付かずグイグイ踏み込むタイプでしたが、相手が困っているのを表情や仕草であるとき一瞬で悟ったりします。
そのときは辛いですが、そういうことを繰り返して、人との付き合い方の距離を学び今に至ります。

と、そんなことを思うと、今回起きてしまった「大阪カラオケパブ刺殺」は何とも・・・。
容疑者の男は事件発生時から「たぶんアイツだ」と警察やマスコミから目を付けられていたようですから、よほどだったのでしょうね。
で、毎日通っていたそうですから、女性店主としては売上げ的には必要なお客だったのかと。
でも周りに愚痴をこぼしていたぐらいですから、かなりしつこくて厄介な存在。
今年に入って店をオープンさせたとのことなので、本音では出禁にしたいぐらいでも出来なかったと思うと、さぞかし対応に苦労していたのだろうと思います。

特に俺がビックリしたのは容疑者の男の精神構造。
4年前から別の店にいた女性店主を熱烈におっかけしていたようですが、そのときに『もう来ないでください』と強く通告されたのに、その後も通い続けたということ。
お客として通っているのに、店員からこれだけハッキリと拒否されるのは異例なことです。
商売という観点から考えたら、ありえないことかと。
で、これだけ言われたら普通の人間なら気付くはずなのですが・・・。
その後もお構いなしで通い続けて、女性店主が店をオープンしたらそこに通い詰める。
相手の迷惑をまったく考えない容疑者の行動が信じられません。

んで、この容疑者。
年齢も56歳じゃないですか。
これだけ生きていれば、そこら辺の付き合いかたというか距離感のようなものは学んでなければいけないのに・・・。

今回のこの事件。
こういう容疑者がいることを思うと、女性の方は最悪の場合も想定して常に対応しないといけないように思いました。
特に一度ハッキリと拒否しているにも関わらず、通い続けるような相手の場合はそれこそ出禁にするとか。
むろん、逆恨みとかが怖いので、そこら辺の対応も考えなければ辛いところですが・・・。
結局、まともな人がワリを食うというのが本当に辛いです。
でも、おかしな人間は何を言ってもダメなので、最終的には接触しない方向にいくしかありません。
悲しいですが、「商売だから優しくしてもらえる」ということが分からない人間もいることを思うと。

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