遊びではなく競技だと思う

きょうは瀬戸選手のことについて書くつもりでしたが、予定を変えて別なことを。

きのうの深夜。
定期的に読ませてもらっている高齢者の方が書いているブログを読んでいたら、オリンピックの記事の中でこんな一文がありました。
「スケボーなんて不良の遊びでしかない」
これを読んだ瞬間、
「ああ・・・スケボー選手たちはこういう偏見のようなものと戦ってもいるんだなぁ」と思うと共に、
「いやいや、そんな遊びなんてレベルじゃないって・・・」とも思いました。

あのですね、別にこの方の意見を否定するつもりはありません。
今回、初めてオリンピックに採用されたスケートボード。
馴染みのない競技ですから、そういう見方をする方もいると思います。
特に普段の街中でマナーの悪いスケーターを見たり、禁止されている場所にてスケボーに乗る若者をニュースで聞いたりすることもあります。
だからそういう「不良の遊び」的な見方をする方がいてもおかしくはないと思います。

ただですね、俺が思うにオリンピックの出るような選手たちは、「不良の遊び」なんてレベルではないと思うのです。
全員が全員、真剣に競技として取り組んでいると思います。
これが普段からチャラチャラして酒でも飲みながらやっているような連中が、オリンピックに出て競っているとかなら話は別ですが、オリンピックに出るような選手達はそうじゃないと思うのです。
今回、金メダルを取った堀米雄斗選手も、16~17歳という若さで「スケートボードの本場で活動しないと注目してもらえない」との思いから活動拠点をアメリカに移しています。
そこまでの覚悟をして行動をしているのを聞くと、とても「遊び」なんて言えるようなもんじゃないと思うのですよ。
人生をかけて真剣に向き合っている素晴らしいことなんじゃないでしょうか。

というか、あの決勝を実際に見て選手達が行っている高度な数々の技を見れば、素人でもそれなりに何かしら感じるものがあると思うだけに、上記のブログの方が「不良の遊び」という言葉を使うのは正直残念です。
どの競技でも、本当にトップクラスになるのは尋常じゃない努力が必要です。
凡人だと競い合う場所にすらたどり着けず諦めたりすることが多々。
とにかくそんな甘いもんじゃないと思うのです。

とまぁ、そんな思いを書かせていただきましたが、スケーターでも何でもない俺ですらこういう意見に悲しくなるのですから、実際に真剣に競技に向き合っている方がこの手の偏見を見た時は、まぁそれなりのショックを受けるのでしょうね。
しかし、やはりなかなか人の価値観というのは変えられないもの。
スケボー選手達はこういう声に負けず、今後も頑張ってほしいなと思います。
真剣にやっていれば、分かってくれる人は増えていくと思うので。

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