刺したら負け

中3刺殺、加害生徒「給食の箸をすぐ渡してくれない時も」…学校に複数の不満訴え

この事件が起きてから、“加害生徒がいじめられていた”などの情報が錯綜。
ヤフコメ欄には同じように中学時代に受けていたいじめを思い出して、被害生徒に対してだいぶ辛辣なコメントなども見かけました。
「普段まじめな生徒でも、裏では何をやっているか分からない」とか。

俺も中学時代、いじめを受けていたことがあります。
しかもクラス全体から。
だからその頃を思い出して、ドス黒い感情に支配される気持ちは分かります。
本当にやれるなら、相手をぶん殴りたい。
何十年経とうともその時受けた嫌がらせを思い出し、相手に復讐したくなるというのは、いじめを受けた人なら分かると思います。
俺なんて今でも中学時代に受けた嫌がらせとその相手を明確に覚えているぐらい。
もう会うこともないし、やった方がは覚えていないのでしょうが、こういうのはやられた方は一生忘れないのですよね。

と、そんなわけで、いじめを受けた側の辛さは重々分かるのですが・・・。
数日経って思ったのは、
「だからと言って相手を殺してはいけない」
ということ。
これまでに色々とやられて、どんどん恨みが募っていたにしても、やはり相手を殺してはいけませんよ。
それというのも、やってしまったが最後、自分の人生も全てダメにしてしまうのですから。

よく考えて見て下さい。
この加害生徒。
仮にこの後に色々な事情が分かったにせよ、もう“人を殺した”という事実は一生消えることはありません。
それをこの先背負いながら生きていくというのは、相当しんどいですよ・・・。
どこかに引っ越したとしても、この罪は一生付いて回るのです。

んで、人殺しなんてことが分かったら、まず相手がまともな家に育った人の場合は結婚も無理でしょう。
それを伏せてなら結婚できるかもしれませんが、いつ何かのきっかけでバレるか分かりません。
そんなことに怯え続けてこの先ずっと生きていくというのは・・・。

それとこの加害生徒は同級生を殺しただけではなく、自分の家族に対して”社会的な死”を与えてしまいましたよね。
こんなことがあったら、もうどうやったって取り返しが付きません。
やったことがとんでもない事だけに、この先ずっと白い目で見られる親兄弟。
生き地獄ですよ。

で、何が言いたいのかと申しますと、仮にいじめを受けていたにしろ、相手を殺すなんてことは絶対にやってはいけないのです。
自分一人の問題じゃすまないのですから。

なので、もしそういうドス黒い感情に支配されても、なんとか踏みとどまるべきだし、とにかく逃げてもいいから距離を取るべき。
よく言われていることですが、相手を変えることは出来ないにしても、自分の行動は変えられます。
ここまでの行動を取るぐらいなら、不登校になってもうそのイヤな相手と会わないようにすればいいのです。
俺も40数年生きていますが、結局イヤな相手の対処法としては、とにかく関わらないのが一番なんですよ。
相手をブッ殺す事も出来ない、変える事も出来ないなら、”もう関わらない”一択。
相手を消すなんて選択は絶対に間違っています。
本当にこれをやってしまったら、自分や家族に社会的な死を与えてしまうのですから。

 

 

 

ということで、この加害生徒は何ともバカなことをしたもんだなぁ・・・と。
相手を刺すなんて行動を起こすぐらいなら、学校に行かないで不登校の方がはるかによかったと思います。
不登校ならいくらでもやり直しがききますし。
なので、もし現在、子供でも大人でもいじめを受けている人がいたとしたら、絶対に相手を殺害するなんてことは選んではいけません。
とにかく逃げてそいつと距離を取るようにしてください。
本当にやってしまったら全てが終わります。
今後、思い詰めてこういう行動を取る人間が減ることを願います。

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