重要なポイントは伝えておくべきだと思う

(*以前の記事を引っ越しました)

バイトでやっている作業の一つに、ある食材を大きな鍋で2時間30分ほど煮込む作業があります。
これはほぼ毎回行うもので、2年半もの間ずっとやり続けてきました。
この作業のやり方を教えてくれたのはMさんと社長。
「火加減は弱めで適度にかき回して」ということで、それを守りながら作業していました。

が、だいぶ前のある時期。
店長から数回、「焦がさないように気をつけて下さい」と注意が書かれたメモが置かれるようになりました。
最初にそのメモを読んだときは、「あれ?火が強すぎたのかな?」と思って、それ以降は火加減により注意を払うようにしたのですが・・・。
しかしその後も、「焦がさないように気をつけて下さい」のメモが置かれること2~3回。
「あれ?だいぶ火加減も弱くしているし、小まめにかき回すようにしているけどなぁ」と首を捻りました。
とはいえ、あの仕事における「ホウ・レン・ソウ」が欠けている店長がメモを残すぐらいですから、焦げていたのは間違いありません(笑。
そのため、それ以降は更に火力を弱め、更に全体をしっかりかき回すことになり、注意されることはなくなったので、ひとまずは解決しました。

で、昨年のある時期のことなんですが・・・。
暇な日は煮込み作業をする前にその鍋を洗うことになっているので、まずはその鍋に入っている液体を別な容器にいったん移して洗うとしました。
ちなみにこの液体を作るのは、社員たち。
自分は完全にノータッチで、どうやって作るのか、材料は何をつかっているのか全く知りません。
まぁ今まで作業に支障はなかったので気にはしませんでした。
そしてこの日も、いつものように鍋から別な容器にその液体を映していたのですが・・・。
このとき、鍋の底にあるものを発見。
それは溶けきらずに残った大量の砂糖の塊。
これを見た時、焦げてしまっていた謎が解けました。
そして思わず苦笑い。
「いやいやいや、こんなんだったら、最初のときに大量の砂糖が入っているって教えてくれないと」と。

 

どういうことかと言いますと・・・。
この後にこの液体の入った鍋を洗うことを繰り返して更に気付いたのですが、どうやらこの液体を作る場合、しっかり砂糖が溶けている状態と溶けていない状態があることが分かりました。
これは作る人の仕事ぶりにも寄るのでしょうし、時には時間がなくて溶けきらなかったなんてこともあるのだと思います。
まぁここらへんは、俺も似たようなことをやってしまうときがあるのでヨシとします(笑。

が、問題なのはその砂糖が溶けきっていないとき。
そういう状態になっていると知らず、いつものように鍋を火にかけて煮込むと、焦げ付く可能性は相当高くなるのです。
いつもどおりの弱めの火力でやっていても。
このとき、ようやく数回焦がしていた理由が分かり、かなりスッキリしました。

とはいえ、このとき思ったのは、やはり「こういうことは教えておいてほしい」ということ。
指導する際、相手に考えさせることも必要なので、何でもかんでも手取り足取りとまではいいません。
でもこのようなケースの場合、大量の砂糖が入っていることを最初に伝えておけば、それをイメージして俺も鍋の底から全体をかき回したりするぐらいはやるわけで。
この差はとんでもなくでかいと思います。
ちなみにですが、以前から度々焦がしていた所為で鍋の底に穴が開き、けっこうな値段がする鍋がダメになりました。
しかも2個も。
なんとももったいないことで、会社としても正に無駄な出費となっていました。

そんなわけで・・・。
最初に重要なポイントを抑えた説明ががあるかないかで、料理の仕上がりに大きな差が出ることがあることを学びました。
もし自分がだれかにこの作業のことを教える機会があるときは、忘れずに大量の砂糖が入っていることなどを伝えて、余計な被害や損失を防ぎたいと思います。

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