勘違いダンディズム

(*以前の記事を引っ越しました)

きのう宮城県には台風7号が上陸していたのですが、想像していたよりも早く13時ごろにはすっかり快晴に。
雨がふった後なのでジメッとした暑さではありますが、ちょうどいいタイミングだと思い床屋さんに行くことにしました。
「少し前まで台風が来ていたから、たぶん床屋も空いているだろう」と思って。

そして行ってみると・・・みんな考えることは同じようで店内にはたくさんのお客さんが(笑。
順番の札を取ると8番目で、久々に1時間ほどの待ち時間になりそうでしたが、引き返してまた来るのも面倒だと思ったのでそのまま待つことにしました。
カバンから3DSを取り出して音を出さずにプレイ。
正直、40歳のおっさんが3DSをピコピコやっている姿はキツイものがありますが、これだと1時間くらいの待ち時間でも楽に過ごせるので・・・。

と、こうして40分ほど待っていると自分の番に。
予想していたより早かったですが、混んでいるときは店員さんたちも「巻き」で仕事をしているようです。
数をこなさないといけないから大変みたいですね。

自分の担当はベテランの女性店員。
仕事の勘所が分かっている人で、いつもパパッとキレイに仕上げてくれる人。
多数の店員がいる低料金の床屋さんでは誰に切ってもらうか運なので、「きょうはラッキーだな~」なんて思いながら髪を切ってもらっていると、ふと視線を感じました。
鏡をみると50歳くらいの知らないおっさんがこちらを見ています。

「ん?なんだろう」とは思いましたが、知り合いでもなんでもないし、たまたま見ていただけだろうと思ったのですが・・・その後もチラチラ鏡を見てみるとやはりこちらを見ています。
思わず「まさか俺のことを狙っているのか・・・」と思い始めた矢先、自分の髪を切っていた店員さんの元に別な女性店員さんが来て、なにやらヒソヒソ話を始めました。
「・・・見てるよね」
「入店したときからずっと見てますよね・・・」

一瞬、自分の悪口か何かを言っているのか?とも思いましたが、普通に考えれば真後ろでヒソヒソ話とはいえ悪口を言うことはないはず(笑。
だから自分には関係のないことだろうと思ったのですが、ここで「アッ」と気付きました。
たぶん、さっきからこっちを見ているおっさんのことを言っているんじゃないかと。

それに気づいた上で鏡越しにおっさんを見てみると、そのおっさんはどうやら鏡越しに女性店員にアピールをしているようでした。
ソファーに両腕を横に大きく伸ばし背もたれに手をかけ座り、膝を組んでポーズを決め「おれってかっこいいだろ?」というオーラを出していたのです。
こんなに勘違いした人間はなかなかお目にかかれないから、少し感動しました(笑。

ま、別に誰かに迷惑かけているわけじゃないから、たいしたことじゃないのですけどね。
見るだけなら自由ですし。
ただ、無駄なアピールをして店員さんたちにヒソヒソ話をされるほど敬遠されているのは何とも格好悪いもの。
何事も「分をわきまえる」というのは大事だなと思いつつ、髪を切ってサッパリして店を出ました。

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