店をやる資格などなし!!

先日、熊本産のアサリの産地偽装の件も、あまりのひどさに話題になっていましたが・・・。
この産地偽装もとんでもないと思いました。

「身が大きく安い」中国産ウナギを国産と偽装 かば焼きなど16万個

去年、某ラーメン女王を目指しているラーメン屋の産地偽装について触れましたが、これら産地偽装の大きな問題は、“国産”というのをウリにしてお客様を騙していること。
国産というのを信じて買う人もいるわけですから、要は単なる詐欺なわけです。
この時点で大問題です。

そして次に問題なのは、ミスとかではなく“故意”だということ。
まぁ日々営業していれば、何らかの手違いで本来来るはずだった食材が来ない、間違った物が届けられたとかはあると思います。
しかし、このうな源のような規模の会社になると・・・16万個も販売したということは、中国産だと分かっていて販売していたということ。
故意にお客様たちを騙していたわけです。
もう最悪中の最悪で、どうしようもありません。

と、そんな極悪なことをやっていたわけですが、それに対する処分が、
“食品表示法に基づき、表示の是正や再発防止策の実施を指示した”(*上記リンク先から引用)
とのこと。
いやいや・・・明らかに故意にやっていたのにこんな軽い処分で許されることにビックリです。
1回2回、数十個間違って販売したなどのちょっとした手違いならこういう処分でも分かります。
が、中国産のうなぎを国産と偽って16万個も販売していたんですよ。
それでこの処分って・・・。
個人的には、最低限でも3ヶ月の営業停止。
長ければ半年の営業停止ぐらいでもいいと思っています。
罪が重いと感じる方もいるかもしれません。
が、先に述べたようにこれは故意なんですよ。
分かっていて詐欺を働いたわけですから、これぐらいでも足りないぐらいです。
極端に言えば、廃業もやむなしかと。

で、このうな源の言い訳がこれまたひどくて。
特に
「百貨店とうな源自身のブランドイメージのために中国産を国産とした」
というのは、もはや論外。
言い方を変えれば、
“国産うなぎを使っている高級な店という立派な看板は下ろしたくない。
だから中国産を使ってお客様を騙す方向にシフトしました”
って話なんですよ。
もうとんでもないこと。
中国産を国産と称して16万個も以前の値段と変わらずに売っていたのでしょうから、さぞかし儲かったでしょうね(苦笑。

と、ここまで厳しく書いてきました。
それというのも、これってこうなる前に回避のしようはいくらでもあるから。
別に○○産と必ず明記しなければならないもんでもないでしょうから、中国産を使うのなら“国産”なんて明記しなければいいだけ。
また、国産を仕入れることが難しくなったのなら、今後は中国産を使うことをお客様に案内すれば済むこと。
前にテレビで実際にそういう案内を出しているお店を見たこともあります。
それだけの話なんですよ。
要は“誠実にやるか”どうかだけの事。
しかし、うな源はそれを出来なかったと。

先ほど、奈良県のうな源 大和高田本店がどうなっているか確認してみると臨時休業中とのことでした。
今後、再び営業を再開するのかどうか分かりませんが、まぁ俺だったら二度と利用しません
いくら“今後は二度とこのようなことがないように・・・”とか言ったって、一度でもこういうことをやるというのは追い詰められたらまたやるでしょうから。
30数年間営業してきたようですが、その信用を全て失ったうな源。
まぁいくら行政の処分は軽くても、お客様に対する信頼を失ったら、後は廃業まっしぐらでしょうね。

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