悪気はなくても“迷惑ドライバー”でしかない

(*以前の記事を引っ越しました)

去年、蔵王に向かったときのことです。
いつも通る道とは違う裏道を通っていこうと思い、片側一車線の対面通行道路を走っていました。
このとき、自分の車の前には2台の車が。
特に遅くも早くもなく程よいペースで走っており、自分もこのまま流れに乗って運転していこうと思っていたのですが・・・。
そんなときに脇から軽自動車がこちらの車線に入ってきました。

このとき、その軽自動車が入ってくるタイミングに問題はありませんでした。
そしてその軽自動車が先頭になったわけですが・・・・・・。
なぜか何の障害物のないのに、やたらとブレーキを繰り返す軽自動車。

それにより自分を含めた後ろの車は一気に20キロくらいまで減速せざるを得ず・・・。
でも、ブレーキを踏む理由が全く見当たらない所であるだけに、「え?なんでそんなに踏むの?」と疑問に思いましたが、その後も何の障害物もないのにブレーキを繰り返し、走るとしても30キロくらいのスピードでトロトロと走り続ける軽自動車。
車体には「高齢者マーク」と「障がい者マーク」が貼ってあり、何となくドライバーがどんな人かは推測できましたが・・・、
とはいえ、そんなまったく意味不明の運転を見ていると、自分も気分が滅入ってきます。
このまま後ろを走っていたらトラブルに巻き込まれそうだと思い、一旦脇にあったコンビニの駐車場に寄ることに。

そして3分後。
「そろそろだいぶ距離も離れたしいいか」と思い、再び道路に戻り車を走らせました。
が、しばらく走っていくと、目の前には10台ほど数珠つなぎになりながら走っている車の列が。
その列の先頭を遠目からみると、あの軽自動車。
どうやらまだ低速走行+ブレーキ多用を繰り返している模様。
で、これだけ書くと「抜けばいいじゃん」と思う方もいると思うのですが・・・。
これがけっこうな交通量のある対面通行+カーブが多い道路。
抜こうにもタイミングが非常に難しく、一歩間違えれば逆に自分が危ない目に遭う確率が大。
そのため他の車もなかなかその軽自動車を抜けず、仕方なく後ろを走っているという状況。
「きょうはこっちの道を選んだのは完全に失敗だったな・・・」と後悔しながらその後も走り続けました。
そして10分ほど経ったころ・・・。
前を走っていた数台の車がタイミングを計りながら少しずつその軽自動車を抜いていき、自分がこの問題の軽自動車の後ろへ。

自分が後ろについても、相変わらずたびたびブレーキを繰り返す軽自動車のドライバー。
それを見ていると「本当になんでこんなに減速するんだろう」と不思議に思いました。
というのも、非常に迷惑な運転ではあるものの、故意にこちらを追突させようとする意志は感じないのです。
だからしばらくこういう運転をする理由を考えながら後ろを付いて行ったのですが・・・。
途中で「アッ」と気付きました。
この軽自動車がたびたびブレーキを踏んで20キロくらいまで減速しながら走る理由。
それは「後ろの車に追い抜かせるためにわざと減速している」ということに。

といっても、自分はこのような運転をするドライバーを今までみたことがないだけに驚愕しました。
こういうケースの場合、「スペースのある場所でウィンカー出して車を脇に寄せて後ろの車を抜かせる」というのが一般的なやりかただと思っていましたから。
こういう風に低速走行の上、更にブレーキで減速させて抜かせさせようとするドライバーは、運転歴9年になりますが見たことありません。

と、そんな感じで前を走る軽自動車の意志が何となく分かった後、安全な場所でその軽自動車を追い抜きました。
理由がまったく分からなかったときは追突しそうで怖かったですが・・・まぁそういうつもりでブレーキを踏んでいるならこちらも対応できます。
ただ、やはりこのドライバーの運転は一般的ではないと思いました。
この理由が分からない限りは只々恐怖でしかないというか。
そのため、他のドライバーたちもだいぶ苦労して後ろにいるしかなかったのでしょう。

と、こんなドライバーを目にしたこの日。
その後はトラブルもなく無事に蔵王に到着しましたが・・・。
改めて車の運転というのは、独りよがりではなく他人に分かるような意思表示をしっかりするのが大事だと再確認。
例えばウィンカーやハザードと言ったものを出すとか・・・。
「分かってくれるだろう」という思い込みは危険だと、この一件で思い知らされました。
昨年の東名高速死亡事故などで危険運転が叫ばれる今、他人毎ではなく自分も人に迷惑をかけないように運転することを心がけようと思います。

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