どうでも良さそうに思えても 作業は公平に割り振っておいた方が無難

(*以前の記事を引っ越しました)

バイトの際の引き継ぎ時、出勤してくるパートさんはいつも2人で、基本はEさんも含めたおばさまたち。
そしてシフト表にはどっちがどの作業をやるか事前に「A」「B」と書かれています。
例えばAだったらホウキで掃く、Bだったらモップをかける等・・・。
毎回1人の人間が同じ作業をしないように、交互に振り分けているみたいです。
店がオープンした当初のシフト表にはこのAやBは書かれていませんでしたが、ある時期を境に目にするようになりました。
といっても、自分の勤務には特に影響ないので、「ふ~ん」という感じでしかありませんでした。

でも今年に入ってからのこと。
いつものおばさまたちの代わりに、アネさんと店長が引き継ぎの時間帯に出勤。
そしていつもおばさまたちがやっている開店準備を同じように始めたのですが、そのときアネさんが店長にこんなことを。
「いちいちこのAとかBとか振り分けるの面倒くさいよね、どっちがやってもいいじゃん」
それを聞いた店長は「いや、でもEさんはこういうことをきっちりしないとダメな人だから・・・」と一言。
これを聞き、「このAとBに振り分ける方式はEさんの発案だったのか」と自分は推測。
また違う日ですが、別なおばさまはこの作業について、あたしはホウキでもモップでも、どっちでもいいんだけどね」みたいなことを若いバイト相手に言っていたことがあります。
と、そんなこれらのことを思うと、「このA、Bに分ける方式は無意味なのかなぁ」と一瞬考えたのですが・・・、すぐに自分は「いや、やっぱりこの方式の方が正しい」と思いました。
それというのも今から20年以上前、あるコンビニでバイトをしていたときに聞いた出来事を思い出したからで・・・。

当時まだ10代だった自分は夜勤のバイトに入りました。
で、朝の引き継ぎ時には、今と同じように女性のパートさんたちに引き継ぐ形。
このパートさんたちは主に主婦の方で、年齢は30~40代の方と記憶しています。
皆さん、俺に対しての人当たりはよく、まったく悪い印象はありませんでした。
まぁこの頃は若者でしたから(笑。
だから特に自分も気に病むこともなく(笑、普通に働いていたのですが・・・。

ある日。
その朝のパートさんの1人が突然辞めたという話を聞いてビックリ。
しかも辞め方が、「仕事中にバックヤードに来て、店長にいきなり辞めることを告げて去っていく」というもの。
当時は若かったこともあり、そういう辞め方をする人間がいることを知らなかったので、けっこうな衝撃を受けました。
で、何があってそうなったのか、そのときの状況を知るバイト仲間に聞いてみると・・・。

事の発端になったのは、仕事の分担についてのこと。
同じ時間帯に働いているAさんとBさんがいましたが、何でもAさんがいつも楽な方の作業しかやらないことに、Bさんがキレて店長に進言。
(レジと品出しの2つがあった場合、Aが毎回レジから離れて品出しにいくことがBは非常に面白くなかったみたいです)。
が、店長が特に手を打たず、そのまま「まぁお互いに何とかうまいことやってくれ」みたいな感じでいたある日。
品出しをしているAに対しBが「こっちの作業をやって下さい!」と注意。
それによりAがブチギレて辞めていったそうす。
どうやら常に2人勤務で働いていたため、双方の間に毎日どんどん不満が溜まっていく一方だったようで・・・。
このとき、「こういうことにこだわる人間がいる」ということを知り、一つ勉強になったことを覚えています。

と、そんな過去にそんな話を聞いたことがある自分。
それゆえ、今の職場の事前に作業を公平に割り振っていくのは正しいと思いました。
ま、AとBの作業、どちらも作業量は一緒で、それこそ誰がどっちをやっても問題は起きないようです。
だからアネさんの言うように、「いちいち決めなくてもいい」とも言えるかと思います。
ただ、世の中にはやはりこういう部分にこだわる人もいて・・・。
それが不満の素になり得る可能性があるなら、ちょっと手間でもお互いに公平になるように作業を割り振った方がトラブルにならなくていいのかなと。

で、もう一つ思ったことがあります。
それは、「こういうことにこだわらない」人同士のときは、自由にやっていいということ。
「あたしはAでもBでもどっちをやってもいい」という人同士なら、シフト表を気にせずやればいいし、それで問題ないと思います。
でも、気にする人がいる場合は、やはり細かいことでも決めておいた方が良いかと。
またこの方式のメリットは、毎回「どっちがどの作業をやるか」の話し合いが不要になり、すぐ作業にかかれること。
だから今後もこの方式でやってもらった方が、大きなトラブルもなく済むからいいかなと思います。
また、この件で「誰かと一緒に働くことの大変さ」を考えさせられました。
何かと気にしがちな自分は、「やはり1人勤務は気楽でいいな」としみじみ感じました。

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