飲食店が求人募集しても 驚くほど応募がない現実を知った

(*以前の記事を引っ越しました)

これまで度々バイト先が深刻な人手不足であることは書いてきましたが、その状況は相変わらず続いています。
とにかく募集してもまったく応募がありません。
奥さんいわく、
「ほんとうに今の飲食は応募がない」


と嘆いていました。

今年の2月。
俺やワカテ君が働いている時間帯に関しては、店先に実際に働いている俺が、
「こう書いたら応募が来るんじゃないでしょうか」的アドバイスを取り入れてくれた求人募集の案内を出しました。

が、いまだに一件も応募はなし。
かなりハードルを下げた求人広告を出してもゼロですよ、ゼロ。
およそ3年前にニートだった自分が即採用された理由が分かりました(笑。
ほんとうに応募してくるだけで基本は、「よし、合格」という世界なのでしょう。
とりあえず働かせてみて、もうどうしようもなかったら辞めていただくと。

というわけで、現在は本来希望するシフトとは違う形で働いていたりします。
出来れば今は家の片付けなどを優先したいところなのですが・・・社長や奥さんが募集をかけた上でもまったく集まらないことは俺も知っているから、そういう事も言えません。
そして今年に入ってからも社員やパートさんの退職、店長の部署異動などがあり・・・。
こうなってくると、社長や奥さんがなんとも気の毒になってきます。
募集をしても人が集まらず、今いる人も疲労やストレスが溜まれば耐えきれずに去っていく。
で、それが数年間続いているわけです。
もう社長や奥さん的には、だいぶ感覚がマヒしているような気がします。
つまり、俺なんかは「半年経っても応募がないなぁ」と感じるようなことでも、社長や奥さんたちは「これが当たり前」
新しい人は来ないし、数年経てばベテランたちも過酷な労働環境に悲鳴を上げて去って行くパターンが繰り返し発生する状況。
社長や奥さんは落ち着いて考えることも出来ないまま、日々働き続けているように思えます。

だから最近はよく思うのです。
これだったら本当に社長と奥さんだけで店でもやっていた方が、はるかに楽だなと。
2人とも仕事は出来るし、真面目。
なのでこの2人で小さい店でもやっていた方が、確実に幸せなんじゃないかと。
今の「求人募集をしても集まらない」 「集まっても人間関係のトラブルが発生する」などで苦労していることを考えると、2人だけでやっていた方がその手のトラブルで苦労することもなく、家族での時間も間違いなく増えるはず。
いまは各部署で発生する穴埋めで、2人とも早朝から深夜までひっきりなしで働いているようです。
こういうのを見ると、店を広げていくのも考えものだと思わずにいられないのです。

と、そんなことを考えていたつい最近。
奥さんに出会ったのですが、奥さんはこんなことを行ってきました。
「kanimisoさん、あたし次はコインランドリーでもやろうかと思ってんだ」
と。

どうやらここ最近、あちこちで乱立しているコインランドリーを見て、そんなことを思いついたようです。
ちょっと高級志向のコインランドリーをやりたいとのこと。
もちろん本気ではなく軽い冗談のようなのですが・・・。
ただ、今の苦しんでいる姿を見ているものからすると、あまり冗談に聞こえません(笑。
実際、コインランドリー1店舗なら、おそらく社長と奥さんだけで余裕で回せるでしょう。
いくらか接客もあるでしょうが、おそらく飲食よりは楽なはず。
まぁコインランドリーにはコインランドリーのトラブルがあるでしょうが・・・。
それでも今の店よりは抱える人間も少なくて済むから、だいぶ労働環境としてはそちらの方が幸せだと思います。

と、そんなことがあったのですが・・・。
なんだかんだいっても1度始めたら簡単には辞められないというのが商売。
ある程度店を広げてそれなりの従業員を抱えてしまったら、どんだけ人手不足で苦しもうとも、
「もうめんどうくせえ、や~めた」
なんて言えませんよね。
雇った責任というのがありますし。
こういうのを思うと、本当に俺のような人間は商売をやるべきではないとしみじみ思います。
もしやったとしても、ワンオペでしょうね。
とてもじゃないですが、今の社長たちのように人を何十人も雇って商売をする気にはなれません。
社員Aとの人間関係だけでもけっこうな悩みなのに、他人のことまで気にするとなったら、おそらく俺は3ヶ月ぐらいで精神が崩壊するでしょうから。
多くの人を雇って商売をするというのは、逃げられないような苦しみがずっとまとわりつくような地獄だと、最近よく考えさせられた次第です。

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