メモ1枚残せば済む話なんですが・・・

(*以前の記事を引っ越しました)

社員Aとはお互いに距離を取りながら仕事をしているわけですが・・・。
同じ職場で仕事をしている以上は、一緒に働いていなくても接点が発生してしまうときもあるわけで。
きょうはそんなお話。

今から半年ほど前ある日のこと。
いつものように作業を進める中、食材の残りがないか冷蔵庫の中をチェックしました。
これは古いものから無駄にせず使うため。
見落としたりすると食材を丸々ロスにしてしまう可能性もあるので、これはかなり重要な作業です。
まぁたいていは、冷蔵庫を開けてチラッと見ればすぐに見つけられる場所に置いてあります。
しかし、そこらへんのルール決めが甘い我が社の場合。
前日に働いていた人間によっては、
「おいおい・・・こんなところに置くかねぇ・・・・・・」
といった感じで信じられないほど冷蔵庫の奥に置かれていたりすることもあるため、念入りにチェックする習慣が身についてしまいました。

で、このときも奥の方まで食材の残りがないか確認していたのですが・・・。
いつも食材の残りを入れている器を発見した後、同じ器に入っている同じような食材が目に入ってきました。
普段ならたいてい食材の残りは器1つ分。
2つというのはほとんどありません。
が、これまでに「絶対ない」ということもなく、ごくごくたまには多く余ってしまうこともありました。
そして古い食材から使わなければいけないという鉄則があります。
このとき発見した器は2つ。
奥の方で発見した食材は若干いつもの食材と違ったようにも見えましたが、古いものだった場合、そのまま俺が使わなかったら期限切れになり捨てる可能性が大。
そしてそのことについて社員Aなどから批判を浴びる可能性も、これまた大ということが頭をよぎりました(笑。
そのためしばらく悩んだあげく、器2つ分の食材を先に使うことに。
そして器2つ分の食材を使い切り、この日の作業は終わりました。

それから2日後。
社員Aが出勤してきて、俺にこんなことを聞いてきました。
「あ、kanimisoさん、この前の冷蔵庫の奥に入っていた食材って使った?」
と。
だから俺は、
「はい、いつも通りに料理に使用しました」
と答えました。
すると社員Aは苦笑いまじりに、
「いや、あれ『まかない』用だったんだよね」
と言ってきました。
それを聞いた俺は、
「え・・・」
と思わず無言に。
そして
「そんなのしらんがな」
と心の中でつぶやきました。

このとき、社員Aの言いたいことはおそらくこうでしょう。
「いや・・・お前よ、見りゃ違うって分かるだろ」
と。
しかし俺から言わせてもらえれば・・・。
確かにいつもの食材とは微妙に違う気がしたのも事実ですが、かなり見た目が酷似しているもの。
そして、普段から残りの食材を入れている器に入っているのです。
これで「まかない用」だったことに気付ってのは・・・・・すいぶんと厳しい気が。
これがいつもの器じゃなくタッパーとかに入っていたのを、俺が開けて使ったというのなら、
「勝手に使って申し訳ありません」
とすぐに謝罪しますが。

更に俺からすれば、社員Aからこの話を聞いた時に真っ先に思ったことがもう一つ。
それは、
「じゃ、ラップの上にでも『まかない』のメモでも貼っとけよ」
でした。
こうしていればいくらアホの俺でも勝手に使ったりしません。
しかもそれがあれば、「アレ?これは・・・」なんてこっちが迷うこともなし。
1分あればやれる事をやらないで、使ったこっちが悪いとも取れる社員Aの言い方。
正直、「いやいや、それこそありえないでしょ」と思いました。
そのため、このときも両者の間に険悪な雰囲気が発生(笑。
重い沈黙が流れました。

で、このときは俺も悪いとは思っていないので、一切謝りませんでした。
そしてその上で社員Aに告げたのは、
「じゃあ今後分からないものには、一切触らないようにしますね」
でした。
ハッキリ言えばメモ1枚でも貼っとけば防げることです。
んで、俺は普段からそういうメモに関しては面倒くさくても貼るようにしています。
ほとんど一緒の時間帯に働かないからこそ、普段と違うような事が発生した場合はメモを残しておく。
それを見れば誰でもすぐに何か分かるし、迷うこともない。
常日頃から1人勤務で周りに確認できる人がいない状況で働いているゆえ、この重要性は痛いほど分かっています。
でもこれが社員Aには・・・このシンプルに大事なことが伝わらないのが何とも。
だからあえて「メモを貼ってくれれば」とかも言いませんでした。
分からない人には分からないでしょうしね・・・。

と、そんなことがあり、これからは分からないものはとにかく触らないようになりました。
だから今後同じ上なことが発生し食材を無駄にしても、社員Aから批判を受けることもなく、そこらへんは楽になったのですが・・・。
それから数ヶ月経った最近、気付いたことがありました。
それはこういう「分からないものには触らない方式」だと、とにかく何にも触れなくなると。
どういうことかというと・・・。
例えば見た目はゴミのようなものでも、迂闊に捨てられなくなるのです。
以前は、「あ、これ片付け忘れたのかな」と思って捨てていた小さなゴミのようなものでも、今は、
「あ、あれって○○に使う物だったんだよね」
と社員Aから言われるイメージが頭にチラつくため、基本放置しています。
ゴミのようなものでも、何らかの形で再利用することは有り得ますし。

こうなってくると忘れ物や落とし物を見かけても、自分のではない場合は誰にも何も声に出さずにそのまま放っておくような感じになっていることに空しさを感じます。
こういう風通しの悪い職場というのは、何ともイヤなものですが、俺より上の人間がそういう方針なのだから仕方ありません。
声を掛け合わない職場というのは、こうして生まれるのですね(苦笑。

以前書いた記事での掃除の件もそうですが、気を利かせると「親切が仇になる」結果になる俺と社員Aの関係。
まぁどうしようもないので、これから「メモを残していないのが悪い」と割り切ってやっていこうと思います。

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