バカは怖いもの知らずだもんなぁ・・・

知床観光船の遭難した事故で、ようやく社長が会見を開きました。

事故から数日たち、複数の知床遊覧船関係者からの話を聞いていると、次々に悪い評判しか出てこない社長。
こういうのを見ていると、普段からの立ち振る舞いって大事だなぁと。
良い評判がゼロなのがすごいですね(笑。

と、すでに本性がバレてしまっている社長だから、土下座をしても逆にイメージダウンになっているのが、これまた面白いです。
あまりにバレバレで滑稽。
3度も土下座をしたとのことですが、あれなら普通に頭を下げるに留めておいた方が良かったように思います。

それときのう知ったのですが、なんでもこの知床遊覧船は、他に3つある観光船との安全のための協定から2016年ごろに抜けていたようです。
まぁとにかく自分の会社のみで好き勝手にやりたかったようです。

で、他の観光船の社長がこんなことを言っていました。

知床 観光船遭難 “危険な運航やめるよう忠告も聞かず” 証言

海の怖さを知らないから忠告をしても理解できなかったのでしょう。
周りの会社も「いつかやらかすぞ」と思いながら見ていたんでしょうね。
それと「安全対策ってこういうものだよね」と思いました。
なんでも「トラブルが起きたときに助け合えるように、各社で出航時間をずらして沖合で追いつくように調整していた」とのこと。
しかし今回事故を起こした会社はそういうことをする協定から抜けていたっていうんですから・・・。
そりゃ事故る可能性は高くなるし、何かあったときに対応も出来ないよねとなるわけで。

というか、きのうふと気づいたのですよ。
これまでの知床遊覧船に関する情報をまとめると

・基本的に操船が難しい難易度の高い海域
・救命胴衣をつけていても海に落ちたら30分~1時間で意識を失う
・仮に陸地に上がれてもヒグマがいる
・一度身体が水に浸かったら、陸地に上がれても体温が急激に奪われていく

これ、トラブルが発生したらもう助かる見込みはほぼないですよね・・・。
だからこそ他の観光船会社と安全についての連携を取らなければいけないと思うのですが、結局海のことを何も知らないから、「とにかく大丈夫だ。事故なんて起きねえ」と過信していたんでしょうね。
で、今まではそれでやってこれてしまっていたから、あの日も出港してしまったと。

天気予報で海が荒れると分かっているのに1隻単独で出港。
経験が非常に浅い船長しかいない。
無線アンテナは壊れて使えない。
他の観光船会社と連携をとっていない。

ここまでくると、開いた口が塞がりません。
正に無知だからこそ出来る所業。
金のことしか頭になかったのでしょうね。
それでお客さん24名、乗組員2名が冷たい海で苦しみながら亡くなったというのは、他人の俺が聞いても辛すぎます。
何の罪もないのに・・・。

社長が無責任すぎて他の人間が被害を被るというのは、本当に理不尽以外のなにものでもありません。
この社長を見ていると、自分が分からない分野に手を出してはいけないし、もしそれでやるなら経験豊富なベテランの助けを借りるべきだと思います。
とにかく全てにおいて、安全なことと真逆のことをやり続けていた社長。
本当にブラック会社の社長というのは、関わった人間を不幸にしかしませんね・・・・・・。

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