そもそもリスクのある食材を扱うのであれば・・・

以前。
島やんという方の鶏のレアチャーシュー問題について触れました。
その記事はコチラ→「こんなヤバいラーメンを作る人だったんだ・・・(追記あり)」。
で、きのうあたりから検索で読んでくれる人が増えたので、ちょこちょこっとネットを調べてみると、この件について島やんさんが新たな動画を出していました。
それがこちらです。
1分30秒あたりから、鶏レアチャーシューのことについて語られています。

きょうはこの動画を見て感じたことについて。
俺のような人間が他人にもの申していることについて不快に思う方は、ここでお引き取りください。

 

 

 

この動画。
弁護士さんを交えて現在の食品衛生法について話しています。
「厚生労働省はこういう風に言っている」 「保健所の対応はこう」とか。
で、肉を生で食べることについても触れていますが、鶏はグレーだということについて語っているのですが・・・。
ここで俺が思ったのは、
「ん?基本的にグレーな食材を扱ってお客様に出すなら、それこそ100%完璧な調理をしなければいけないんじゃないの?」
ということでした。

どういうことかと言いますと、鶏肉を生で食べることは禁止されておらず、厚生労働省の見解は「注意喚起」とのこと。
そして弁護士さんが複数の保健所に問い合わせた結果としては、「あんまりお勧めしません」という回答があったそうです。
つまり明確に禁止はされていないということなんですね。

とはいえ、そもそも“注意喚起”されている生の鶏肉。
鶏肉を生の状態で食べることを気をつけなくてはいけない、 用心するように注意してください」と促しているわけです。
これが現在の法律で決まっているなら、これを扱うとなったら相当な注意をしなければならないと思うのです。
リスクがあるってことは名言されているのですから。

いや、これがですね、例えば自分で食べるとかなら止めやしませんよ。
お腹を壊そうが健康被害が出ようが、それは自業自得。
好きなようにやったらよろしいかと。

しかし、こういう飲食店で出す場合は「100%安全です」と責任を持って言える調理をして出さなければいけないわけで。
先に述べたように、そもそも生で食べることにリスクのある鶏肉です。
そこは厚生労働省がこう言っていた、保健所の認識はこうとかではなく、店側が徹底的に管理しなければいけないと思うのです。
提供する以上は。
お客様はお店を信用して食べるわけですから。
だから動画内でアレコレ説明していますが、結局のところ、生の鶏肉を扱う上での知識や覚悟が島やんさん側に圧倒的に不足していたように思います。
当人もその点は認めてらっしゃいますが、当人が考えているより遙かに深刻な事態かと。
なにかあったらお客様に健康被害をもたらす可能性があるわけですから。

というかですね、ちゃんとした調理をした鶏レアチャーシューを出していたというのなら、堂々と反論をすべきだったかと思います。
ラーメン作りに対して自信があるなら、「こういう工程で温度管理してしっかり火入れしています」とか、ビシッと言えばいいんですよ。
間違ったことをしていないというなら。

もしくはその鶏レアチャーシュー作りの工程を動画に撮ってみせるとか。
島やんさんはそれこそYouTuberじゃないですか。
食べても問題のない鶏レアチャーシュー作りをしていたというのなら、そうやって見せつけてやれば、俺のような人間も含め誰もが黙ると思うし、この鶏白湯ラーメンを食べていたお客様も安心すると思うのですが・・・。
問題がないというなら、食中毒の件が発生した後も堂々と出し続ければよかったと思います。
食中毒は食材だけの問題に限らず、別な要因で起きることもあるので。

と、そんなわけで、一連の法律どうこう、保健所の対応がこうだったとかを聞いていると、正直微妙に感じました。
いやね、島やんさんにも言い分があることは分かるのですよ。
ある程度の年数、この鶏白湯ラーメンを提供して1ヶ月ほど前までは問題がなかったことを考えると。
でも鶏肉を生で食べるっていうのは、もう明らかにグレーな行為なわけですよ。
それだったら、やはり徹底的に安全を確保した上で提供しなければならなかったはず。
お客様が食べるわけですから。

それと、今回の動画の内容を見て感じたのは、島やんさんは「ラーメン職人」ではなく「ラーメン店の経営者」の方なんだなということ。
なんというかですねぇ・・・自分が作っているものに誇りがあるなら、もっと法律うんぬんではなく堂々としていればいいと思うのですが、それを法律うんぬん、保健所どうこうで説明しているのが如何にも経営者だなと。
まぁ、そのやり方が悪いとは言いません。
ただ、個人的にはもう少し職人気質があった方が、見ている方々も納得しやすいように思いました。

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