人生を諦めた心の叫び

2日前の夜に見たツイートの中に、こんなツイートがありました。

酔っ払っていたこともあり最初は気づかなかったのですが…。
次のツイートなどを読んで、
「え?ひょっとして身投げした?」
ということに気づき、血の気が引きました。

で、翌日も気になってチェックしてみると、残念ながら本当に身投げしてしまったようで…。
上記のツイートに貼られている診断書をみると、どうやら“注意欠陥・多動性障害(ADHD)”であったようです。
しかし、22歳という若さを考えると、生きていける道はいくらでもあったように思います。

とはいえ、彼の苦しみも分かるのですよ。
なぜなら俺も注意欠陥・多動性障害(ADHD)を持っているようなもんだから。
しっかりと診断したことはないのですが、おそらくこの傾向の発達障害があります。
子どものころから忘れ物やなくし物が非常に多く、授業にも集中できませんでしたから。

で、そのままそれらをハッキリと自覚することなく大人になってしまったのですが…。
まぁ仕事でもやらかすわけですよ。
様々な凡ミスを。
しかも繰り返してしまう。

と、なれば俺も対策を試みます。
忘れないようにメモを貼り付けておくとかそういうことを。
しかしこれが…出来る人たちからすると「そんなのやんなくていいんじゃないですか」や「そこまでやらなくても…」とかストップが入るのです。
ま、確かに普通に出来る人たちからすれば「それはいらない」と言いたくなる気持ちも分かります。
俺も自分が簡単に出来ることを他人が出来なかったら「え?なんで?」って思いますもん。
でもですね、出来ない人にとっては頑張ってどうこう出来るようなもんじゃなくて。

だからミスを減らすために何かしらの改善をしようとこちらは試みるのですが、それを健常者が潰していく。
その結果、ミスを繰り返してしまい怒られ続ける。
こっちとしてはそうしたくなくて改善案を出しているのに、それを却下して「努力でなんとかしろ」と押しつけてくる。
こうなったら俺のような人間が取れる道は退職しかありませんでした。
だってこの先、やりようがないのですから。

とまぁ、そんな経験をしていることもあり、彼の最後のツイートは心に刺さります。
もう苦しみたくもない、悩みたくもない。
“ここで僕の旅は終わり”という、もう全てを悟りきったというか、諦めてしまったような言葉に深い悲しみを覚えました。
日本一周の旅を始めたときから、覚悟を決めていたんでしょうね。

ただですね、彼の場合はやはり生きる道はあったと思います。
だって若い頃から複数のバイクを乗り継ぎ、更には日本一周までやっているわけです。
こんだけのバイタリティがあったら、多少の発達障害があろうが、その適性を踏まえた上で合う仕事もあったように思います。
彼がそういう仕事や理解してくれる同僚、上司に出会えなかったことが、何とも残念です。
ご冥福をお祈り致します。

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