昔の曲を聴いて10年以上前のことを思い出す

昔の曲を聴くとその当時のことを思い出すって事はわりかしあることだと思います。
その曲と記憶を紐付けしてしまっているというか。

俺はキマグレンの「あえないウタ」という曲が好きで今も聞いているのですが、これを聞いていた当時は秋田に住んでいた正社員時代。
この曲を聴くとそのときの記憶も一緒に浮かび上がってきます。

ただこの曲が発売された時期を確認すると2008年2月。
この頃ってまだ働き始めて3年も経っておらず、会社の雰囲気も俺が働いていた最後の地獄のような数ヶ月間に比べれば、かなり平和だったことを思い出しました。
この曲を聴いて数年間会っていない友人に思いを馳せる時間があったことを考えると、まぁ余裕があったのでしょうね(笑。
だからこの当時のことを思い返しても、強烈なフラッシュバックとかに苦しむことはありません。
なので今も聞くことが出来ているのでしょう。
イヤな記憶と好きなこの曲がダイレクトに結びつくようなことがなくてよかったです。

ちなみに後で気づいたのですが、仕事を辞める1年ぐらい前あたりからは、あまりにも当時の仕事が辛すぎたためか、記憶が曖昧だったりします。
その当時しっかり読んだはずのマンガの内容を覚えていなかったりするのです。
こう書くと「お前が単に忘れただけなんじゃねえの?」と思う方もいるかもしれません。
が、これに関しては他の記憶と比べて明らかに抜け落ちています。
このことを知ったとき、まぁ心がこれ以上壊れないように無意識に当時のことを思い出さないようにしているのだと分かりました。
人間の身体というか心は上手く出来ているもんですね。

昔の曲を聴くと当時を思い出すというこの現象。
歌による記憶の紐付けの力というのは凄いものだなと思います。
10年以上経とうとも、こうやって思い出せたりするわけですから。

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