メルカリは侮れない

前回のつづきです。

メルカリにマンガ本を出品したものの、予想に反して買われることもないままあっという間に数日が過ぎました。
実際にやってみると、「出品するのは簡単だけど売るのは簡単じゃない」ことを知り、これは売れるまでかなりの長期戦になるなと思いました。

それから数日。
出品作業自体は簡単で思いついたらいつでもパッと出来ます。
なので1日1個ペースで出品していきました。

で、ある日。
若い頃に買ったマンガの文庫本14冊の全巻セットを出品。
出品する前に同じ商品の相場を確認するのですが、そのときに見たのはだいたい5,000円ほど。
古い本でこんだけの値がつけば御の字ですが、俺はそこから更に1,500円を乗せて6,500円で売ることに。
いやね、送料とかも含めると、どうしてもついつい乗せたくなってしまうというか(笑。
で、仮にダメでも値下げはいつでも出来るわけです。
と、なれば最初は高めにつけておくのが無難ってもんで。

と、そんな文庫本を出品したものの、それまでまったく売れてなかったので、これも売れるまでにはしばらくかかるだろうなと思っていました。
相場よりも高い値付けをしていることもあって。
だからまぁ「そのうち売れればいいや」なんて感じで、翌日も外出してフラフラと過ごしていたのですが・・・。
このときスマホに通知が。

見てみると、
「○○さんが購入したので発送の手続きをしてください」とのこと。
めちゃくちゃビックリしました。
「え?なんの前触れもなしに高い値段でも売れちゃうもんなの?」
と。
マジで一瞬、なにかの冗談かと思いました。
俺にとってそれぐらいの衝撃。

だからこの後。
いろいろと発送の手続きを取るわけですが、その取引画面を見る度に
「冷やかしじゃないよな」や「本当にこの値段で買ってくれる人がいるんだ」
とドキドキしていました。
いきなりキャンセルなんかもカマされるんじゃないかと。

と、そんな不安を覚えつつも、相手の方は商品を待っているわけですから、不慣れながらも発送の準備に入りました。
入れ忘れなどがないように冊数を確認。
それと念のために箱に入れた状態で画像なんかも収めておいたほうがいいのかなと。
万が一「○巻が入ってなかった」とかクレームなんかが付いた時には、そういう画像があった方がいくらかマシになると思ったのです。
だからそういう画像も撮り、あとは梱包して・・・となったのですが、このとき、恐ろしい事実に気づきました。
それは出品の段階では気づいていなかった裏表紙のカバー破れ。

ちなみに商品説明では後々で文句を言われないために「中古品」であることや、カバーにヤケやスレなどがあることは明記しています。
要は美品じゃないので、そういのをお求めの方はご遠慮くださいと。

そのため、最初は「これでもいけるか?」と思ったのですが・・・。
俺から見ても気になるサイズのカバー破れ。
長さにすると2.5cmほど。
これは「気づかなかった」とするには厳しいレベルであることは確定。
そしてもしこのまま出したら、相手の方もさぞかしガッカリするだろうなと。
自分もそういうことをやられたらもちろんイヤですし。

と、これから発送しなければならないものの、そうはいかない状況になってしまったので葛藤しました。
せっかく高い値段で買ってくれたのに、それがおじゃんになるかもしれない恐怖。
とはいえ、やはりこういうのは信用第一。
相手に正直に伝えるしかないと思い、カバー破れがあることを伝えることにしました。

まずは見逃していたことへのお詫び。
そしてカバー破れの内容について伝え、それでもいいなら「300円引き」にして“その方専用”で再出品させていただくことを提案。
破れている箇所の画像も見せた上で決めてもらうことにしました。
で、もしいらないというのであれば、この取引はキャンセルにしてなかったことにしようと判断しました。
正直、値下げに関してもだいぶ迷ったのですが・・・。
カバー破れを発見しておいて、「値段はそのままで出してもいいっすか?」は・・・。
いくら外道の俺ともいえどもそんなことは出来ません。
だから300円の値下げ。
「もっと下げろよバカ」と思う方もいるでしょうが、俺にとってはここがデットラインでした。

と、そんなこんながあり、「これはキャンセルされても文句はいえないかな」と諦めモードに入っていたのですが・・・。
相手の方からすぐに「それで大丈夫ですよ、値下げありがとうございます」との返信が。
後はそのままあっという間に手続きをしていただき、無事に商品を発送することが出来ました。

そして残るは到着後の評価。
自分なりに丁寧に梱包して発送しましたが、相手がどういう風に感じたのかはまったく分かりません。
だから厳しい評価がくることも覚悟していましたが、相手の方は受け取り後にすぐに良い評価をしてくれて取引は終了。
ここでようやくホッと胸をなで下ろしました。
相手が親切な方でよかったです。

今回売れた文庫本ですが、買ったのは27年前。
それを自宅保管していたのですが、それが6,200円という値段で売れる。
俺の元に入ってきたのは手数料や送料が引かれて4,700円ですが、こちらとしては本の処分が出来た上にこんだけ頂けると、もうありがたいの一言。
ブックオフで売ったら絶対にこんな値段はつかないことは分かっていることもあり、この1回だけでもメルカリを利用してよかったなと思いました。
というか、ブックオフは本当に最後の手段にした方がいいですね。
もう「とにかく急いで片付けたい」って人向け。

ちなみにブックオフで前回本を売った時は250冊ぐらい売って2,800円ほどでした。
この値段を見ると「ゴミみたいな本ばっかり売ったんだろ」と思う方もいるでしょうが、この中にはスラムダンクの全巻セットなどもあり・・・。
映画が話題になっている今とか出品したら3,000円程度で売れたかもしれないことを思うと、かなりもったいない処分の仕方をしたなぁと今さらながら後悔しております。

で、つい先日ですが、またマンガ本の全巻セットが売れて、900円程度の収入に。
ただ、こちらはまだ相手からの受け取り評価が来ていないので、もしかしたらクレームがくるかもと怯えています(笑。
ま、そうなったらそうなったで、勉強代として割り切るつもりです。
いろいろな人がいるから、そういうこともありえるでしょうし。

と、そんなわけで1回売っただけでブックオフ以上の成果を出すことが出来たメルカリ。
相手のとのやりとりや郵便局に持ち込んだ手間などは微々たるもので、それでこんだけの収入になるなら一切不満はありません。
今はスマホ一つで、伝票への記入も不要で遅れるのがすごい楽。
というか、正社員時代にネット通販の業務にも携わっていた俺の場合、そのスキルを活かせるのだと気づきました。
人間、いつどこで何が役にたつのか分かりませんな(笑。
これからもゆっくりとしたペースになるとは思いますが、少しずつメルカリで処分していこうと思います。
売上げが数万円になったら、またご報告します。

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