人気ラーメン店「だし廊」経営会社が民事再生法申請 東洋ワークの支援で全6店舗営業継続
きのう見てかなりの衝撃を受けたニュース。
仙台に住んでいてそこそこラーメンを食べる人なら、俺と同じようにショックを受けたと思います。
というのも、ここの社長さん、メディアへの露出も多くてブイブイ言わせているイメージしかなかったから。
次から次へとラーメン屋が入れ替わる立地なんかでも店をオープンし成功させていたのです。
俺がバイトしていた飲食店なんかはここ5年ぐらいの間に支店を畳んでいるのに対して、このだし廊は次から次へと新店をオープンさせていたこともあり、「もの凄い勢いだな」と感心していました。
こんなペースで多店舗展開していたのですよ。
荒井のCK工場直売店です❗️
当店にはだし廊の歴史をまとめた【だし廊の歩み】のパネルが展示されています😄
2016年の創業から8号店の当店オープンまでの歩みを1枚に凝縮✨
一番町・長命ヶ丘・仙台空港・長町・塩釜仲卸市場・荒井の各店についても知ることができますので、ぜひ見にきてくださいね❗️ pic.twitter.com/HqYWWCBokM
— だし廊 (@dashirou1) February 26, 2024
数年前にはラーメン特集の雑誌とかでもよく見かけた人なんですよね。
だからこのニュースは仙台の同じラーメン店をやっている方に相当な衝撃を与えたようです。
「内情は火の車だったんかい・・・」と。
で、一度食べに行ったこともあるのですが、その日は残念ながら定休日(笑。
Twitterで確認したのですが、そのときは定休日の情報とかがなくて・・・。
そしてそれ以降はご縁がなく、食べないまま現在に至ります。
んで、このニュースを知るまでは人気ラーメン店だと思い込んでいたのですが、前に一度だけ疑問を感じたこともありました。
というのも、コロナ禍かの時に新店を出すってことでクラウドファンディングをやっていたのですよ。
その手のことをやっていた飲食店は他にもあったのですが、俺が疑問に思ったのは、
「新店を出すのにクラウドファンディングをするの?」という事でした。
今ある店を存続させるためにクラウドファンディングをするとかであれば分かるのですが、新店を出すのって会社の資金に余裕があるからやるもんだというのが俺の感覚だから。
だからそれを見て「えっ」とは思ったものの、多くの人に支援されて新店はオープン。
今でも営業をしているのですが、今回の騒動を知ると、
「この頃から厳しくて強引に多店舗展開をするしかなかったのかなぁ」
なんて思ってしまいます。
全然そういう風には見えなかったけど、実情は「もう引き返せない」ってところだったのかもしれません。
あとこのラーメン屋さん。
メディアへの露出が多くて、けっこう名前先行の店だったと思っています。
「だし」という部分を強烈にイメージさせて、それでよりラーメンをおいしく感じさせる。
で、実際においしいから人気も出たのだと思いますが、4店舗目あたりぐらいから悪いクチコミもわりと多く見かけるようになりました。
「そんなにおいしくない」的な。
こうなると元々イメージ先行で食べさせるラーメンだけに、逆にガッカリ感が強くなって客足が離れたり遠のいたりしてしまったのかなと。
俺も行こうと思えば行ける場所に店舗はあるのですが、けっこうガチっぽい悪いクチコミが多いから行く気がなくなりました。
それと多店舗展開はやはり「従業員の質」がどうしても下がりやすいのですよね。
人ってそう簡単に育つようなものではないですし。
多店舗展開しているペースを見てもそこら辺もかなり厳しくて、名前先行で期待値が大きくなりやすいラーメン屋だっただけに、接客とかでも求められるものが相当高くて結局のところイメージダウンに繋がっていったのかなぁと今は思います。
というわけで、人気絶大で盤石な地位を築いていたように見えていたラーメン屋さんが、実はとんでもない事になっていて驚いたという話でした。
今後は支援の手を受けながら経営再建を目指すようですが、気になるのは近年オープンした店の評判があまりよくないこと。
更に今回のこのニュースでブランドのイメージで低下したように思います。
実際、このニュースに関するネットの声で「上品なだけのラーメン」等のコメントを見かけました。
この件が明るみに出るまでは社長さんが時代の寵児のようにもてはやされているように見えていましたが、内情がバレた今となって一転酷評の嵐になるのは、見ていてつくづく怖いものだと思います。
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