おととい書いた記事で体操女子の主将・宮田選手のことについて触れました。
そしてその後にXを見て、「剥奪はかわいそう」 「そこまでの処分はやりすぎ」といった擁護の意見が思っていたよりも多くて驚きました。
様々な分野の著名人が擁護している事にも驚きましたねぇ。
俺の中ではこれは妥当な処分だと思っていたから。
もちろん様々な考え方があるので、「擁護するのは間違っている!」なんて言うつもりは毛頭ありません。
まぁ「たかがタバコ」と言われてしまえば、そこは分かる部分があります。
俺なんかも高校時代に酒やタバコに手を出した意志が弱い人間です。
その経験からすると、まぁそう言えなくもないのかなと。
その上で宮田選手がこれまでかけてきた努力などを考えれば、あまりにも重い処分のようにも見えなくもないです。
しかし日本体操協会の「日本代表選手の行動規範」として、
“日本代表チームとしての活動の場所で「20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止(2016年度から数年かけて段階的に全面禁止)」「20歳以上であっても飲酒は禁止」と規定している”とのこと。
このようにルールとして決まっていたなら、それを破った宮田選手が代表を辞退するのは致し方ないように思います。
というか、これを許したら他の選手に示しがつかなくないですか。
そもそも宮田選手は未成年。
だからこの時点でもアウトで、今回の処分は妥当かなと。
先に述べたように宮田選手がこれまで積み上げてきたものを考えれば、かわいそうではあります。
また新体操という競技であることを踏まえると、「また4年後頑張ればいい」というのはなかなかに難しい気がするので、「なんとか出場させてあげて」って言いたくなる人がいるのも分かります。
でもやはりルールを破ったらダメなものはダメ。
今回の件のコメントの中で「宮田選手はエースなんだから出してやれよ」みたいなものもありましたが、これも能力が高いからルールを破っても許されるというのはおかしな話のように思います。
そういうのって世間がそれこそ一番嫌う話かなと。
とまぁ、五輪ということで話がでかくなっているようにも思いますが、ルールを破って大会に出場できなくなるというのは大きな大会小さな大会にかかわらず当然のことで、宮田選手の場合はそれが五輪だったということ。
この一生に一度出られるかどうかの大会で己を律することが出来ずにやってしまったので、それはもう本人が悪いとしか言いようがありません。
「弱い自分に負けてしまった」とこの厳しい現実を受け入れるしかないですね。
ただ、宮田選手はまだ若いし人生はこれからも続くわけです。
前々回の記事でも書きましたが、新体操を続けるにしても他の事をやるにしても結果を残せる人だと思います。
なので今回起こってしまった事を真剣に受け止めて今後の人生に活かしてほしいなと。
これまでやらかして来ても、それを活かさず生きてきてしまったおっさんが言うのは片腹痛いですが、そんなことを強く思います。
今はとても無理でしょうが、10年後20年後に人生を振り返ったとき、「あのときの失敗があったから・・・」とか思えるように生きていってくれることを願います。
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