値札の値段が間違っていても押し通す?

以前に書いたアメリカンチェリーの値札が間違っていた件
このときに昔のある事を思い出しました。

それは19歳のとき。
仕事量などがあまりに厳しく、2ヶ月ほどで退職するしかなかったコンビニでバイトをしていたときのこと。
お客さんでもの凄い感じの悪い中年の男性がいました。
仕事仲間なんかと出勤前に買い物に来るのですが、ものすごく態度が横柄。
明らかにこちらを見下しているって感じで、レジに来ても「おい早くやれよ」みたいな雰囲気が出ていました。

で、あるときに店長と話していたらそのお客さんの話に。
というのも、このときは値札の貼り間違いの事をアレコレ話していました。
「ほら、あの妙に感じの悪いお客さんいるでしょ」と言われ、すぐに誰のことか分かりました。

この当時、俺が働いていたコンビニでは値札の貼り間違い、商品の置き場所を間違うなどでたまにお客さんからレジで「え?なんでこんな値段なの?」って突っ込まれることがたまにありました。
まぁこれは悪いのは間違っている店側。
だからこちらとしてはお詫びして、「この値段が正規の値段になりますがよろしいですか?」と言ったことをお客様に伝えるのですね。
高校時代にはじめてやったコンビニバイトのとき、俺はお客さんから指摘されたときにその間違った値段で売ってしまったということがあります(苦笑。
それを後日店長に伝えたら、
「いやいや、ダメダメ、そういうときはレジの方が正しい値段なのだから、『このお値段になりますがどうしますか?』って説明してもらわないと」
と注意され、それ以降はこのやり方を守っています。
まぁこのときは「損失分を補填して」とかも言われなかったので、いま思えばありがたい話ですね。

 

 

んでですよ。
こういう風に言えば納得してくれる方が大半なんですね。
中にはキャンセルする方もいますが、大抵は「じゃあその値段で大丈夫です」みたいに買ってくれる人がほとんど。
だから俺は大きなトラブルになったことはないのですが・・・。

先に述べたもの凄い感じの悪い中年の男性の場合。
なんでも以前に値札の貼り間違いがあったときに、店長が上記のような説明をしても、
「あ💢、値札がこうなってんだからこの値段で売れ」
とゴリ押ししてきたそうです。
これを聞いたときは俺はドン引きしましたね。
というのも、たいていは「仕方ない」で許してくれるお客さんしか見てこなかっただけに。
そこをゴリ押しして売らせる。
まぁ店側が間違ったのが悪いのは事実ですが、それを許さないって言うのは・・・。
結局、このときは店のオーナーである店長が折れてその値段で売ったそうです。
この店長、営業職から転職してオーナーになった人で非常に経験豊富な方。
そんな人が折れるっていうんですから、相当なものだと思いました。
まぁ実際のところ、話があまりにも通じないからそうするしかなかったのでしょうが、この話を聞いてますますそのお客さんの事が嫌いになりました。
「ここまでする奴がいるんだなぁ」と。

と、そんな事を思い出し、法律的にはどうなっているのだろうと調べました。
するとこんな堪えが。

値段を貼り間違えたら、絶対にその値段で売らなければならないのか?―間違えても、途中で気づいたら「売れません」と主張できる

まぁそうですよね。
人間だからミスすることはありますし、それを拒否できないというのは・・・。
もしこれを当時知っていてその場面に出くわして説明したら、おそらくその感じの悪い中年男性は、
「あ、ふざけんじゃねえぞ!」とブチギレたでしょう。
でも、こういう客はいらないので、そこで突っぱねていいと思うのですよね。
「お前のような客は来るな」で。

だからまぁ、この手の値札貼り間違いはある事で、店側には拒否する権利もあるので、こういうことがあってもスマートに対応したいものだなぁと。
「この値段で売れや!」なんて人間にだけはならなくて良かったなぁと思う次第であります。

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