孤独を選び続けた果て

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10月上旬。

ご近所に住んでいる友人の母が訪ねてきました。
「選挙が近いのでそのお願いかな」と思いながら母が対応したそうなんですが、聞いてみるとなんと旦那さんが8月に亡くなったとのこと。
友人の父が亡くなってしまったわけです。
俺は友人からその事をまったく聞いていなかっただけにかなり驚きました。

で、まずショックを受けたのは、
「こういうのはすぐには知らせないもんなの?」
という事。
このお父さんと最後に顔を合わせたのは20年以上前で「親しかった」とはいえないレベルですが、10代~20代前半の頃は面識があります。
だから寂しさのようなものを感じたのです。

んで、俺自身は自分の父親が亡くなったとき、「通夜を行う日の昼」という早い段階で友人たちにメールしたのですよ。
すっかり疎遠にはなっていましたが、これは俺にとっての重大な出来事ゆえに一応知らせておくべきだと思って。
そのときの出来事がこちらの記事になります。

「父が亡くなったことを友人にメールで知らせることにした結果・・・」
「友人との縁が弱まっていることに気づく」

これはもっとも親しいと思っていた友人に一番目にメールをしたら「MAILER-DAEMON」が出て「ガハッ」とショックを受けたという話なんですが・・・。
俺としては早い段階で連絡をしたため、2ヶ月経ってから伝えられた事に疑問を覚えました。

とはいえ、友人は大企業に勤めていて、俺とは真逆の社会的立場のある人間です。
俺が堂々と人前に出られるような人間でもないから、連絡をして葬式とかに呼ぶと気を使わせてしまう等を考えたような気がしました。
それらの事を踏まえると、「アイツにはすぐに連絡する必要はない」と判断したのかなと。
友人の父とそこまで親しかったわけでもないですし、また父親が亡くなった後はなにかと手続きがあります。
それは俺も経験しているので分かっています。
更に言うと友人は仕事をしているし家族もいる身。
俺に急いで連絡する必要もないわけですから、この対応が正しいと考えました。
だから俺も今後はそういう対応をしようと思います。
実際、母が亡くなったらそれどころではないでしょうから。

とまぁここまではそう考えて納得したのですが・・・。
この後、友人にメールで一言連絡するかどうか考えたのですよ。
で、母からも言われたのですが、「一言連絡したら」と。
メールを送るだけならすぐ出来ますし、難しいことではありません。
だからまずは携帯の番号の方にSMSを送りました。
3行ほどの短い文章で。

で、この後に返信が来るかと思っていたのですが・・・。
それが一切ないのですよね・・・・・・。
2日経っても返信は来ませんでした。

そのためこの後もどうしようか迷ったのですよ。
携帯の方にメールを送ったのだからそれでよしとするか。
それとも未達などの可能性もあるから、もう一つ知っているGメールのメアドにメールを送るか。
この時点では返信がない事は仕方ないと思っていました。
俺と違って忙しい身なので、そういう事もありえるかなと。
ただ、それでもメールで一言返すだけなら5~10分あれば出来ると思うので、それを考えるとこれまた寂しいものがありました、正直。

と、それらの事を考えて迷いましたが、念のため送りました。
送らないで後悔するよりは、送っておいた方が確実だろうと。
「自分ができることはやった」となれば気持ちもいくらかスッキリします。
内容はSMSと同じで短く。

それから3週間ほど経った現在。
友人からの返信はいまだにありません・・・・・・。

メールを送ってから数日経ったあたりのぐらいは、この事実にわりと凹みかけました。
というのも、その友人は今年も年賀状をくれたというか、毎年俺に年賀状を送ってくれる唯一の人物。
最後に直接会ったのは10年前で、関係を断ち切るのであれば数年ぐらい前から年賀状を送らなくなってきそうなもんですが、それでも律儀に送ってきてくれていたのですよ。
これがあるから「メールで一言ぐらい返してくれるだろう」と考えていたわけです。

しかしそんな考えは甘かったということでしょうか。
一切返信はありません。
この10ヶ月の間に何かしらの心境の変化でもあったのかもしれませんが・・・。
まぁ寂しいものだなと。

といっても、いまだに凹んでいるわけではないです。
というのも、ネットを通じて「世の中にはこういう事もある」と知っているから。
いろんなブログや相談掲示板などで、「人付き合いというのはいろいろあり、こういう風に縁が切れる場合もある」というのは見たことがあります。

今回の件に関しても、知らないうちに相手を怒らせたのかもしれません。
もしくは嫌われた、返信する必要がないと思われた等。
これなら返信がなくても仕方ないですし、こちらもこれ以上確認しようとも思いません。

後は他にもいろいろありえるのかなと。
知っている携帯やメアドは予備のようなもので、SMSやメールに気づいていない、2通とも未達(笑、返信する時間がないほど忙しい、家族の中でトラブルが何か起きた、もしくは友人自身の身に何らかの健康問題が発生しているなど。
こういう可能性もあることを考えると、まぁこれ以上一人で考え続けたところでどうしようもない話。
いまは「やはりそれぞれの役割は終わったんだなぁ」と思って立ち直りました(笑。

それと今回考えてみて、ある事を思い出しました。
それは友人たちがX(旧Twitter)で集まっていたこと。
俺は無職になった後、精神的な負担を考えて見ないようにしました。
なので、今回の件でもしその友人が、
「みんなに一斉に知らせるためにXに書き込んでおいた」
なんて言われたら、返す言葉はないのですよね。
「ツイートせずとも見るだけでいいんだよ」と前に言われたこともありましたが、俺はそれを拒否したので。
ちなみにこの判断は正しかったと思います。
働けていない負い目から、見ていたら確実に精神状態は悪化していました。

あとこういうのを知らせてほしいというのであれば、普段からの付き合いをしっかりしろということなんですよね。
パッと考えつくだけでも不義理のようなものをしまくっている付き合い方です。
こういうときも連絡してほしいというのは、我ながら虫のいい話だと思いました。
そして冷静にいまの俺の立場を考えたら、「社会的には関わりたくない人間」と言われても当然の存在。
こういう生活を送っている以上、そういうのも受け入れなければなりません。
というわけで、返信がないことにも納得できました。

それにしてもまぁ・・・。
また友人との関係が疎遠な方向へ進んだなぁと。
こういうのも覚悟はしていましたが、実際にそうなってみるとそれなりのショックがあります。
ただ、今回の件で俺も「急いで連絡する必要がない」場合もあると知りました。
そして今後は向こうから連絡がない限りは、俺も連絡せずにいようと思います。
しんどい時に「返信がない」とかで余計に凹むことは避けたいから。

 

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