困った気遣い

スポンサーリンク
スポンサーリンク

一定のペースで利用している動物系カフェでの事。
今から1~2年ぐらい前の話になるのですが・・・。

あるとき。
複数のお客さんがいる中でいつものように過ごしていました。
このときの俺は1人で来店。
まぁこれもいつもの事なので(笑、なんの問題もありません。

で、このとき。
俺がカフェの動物たちにオヤツをあげていたのですが・・・。
その様子を見ていた3~4歳ぐらいと思われる女の子が、いきなりテーブルの上に乗っていた容器に入っている俺のオヤツを取って動物たちにあげようとしたんですよ。
まぁ見ていて自分でもあげたくなったのでしょうね。
このカフェに定期的に通っている俺ですからその気持ちは分かります(笑。

そして俺もこれまでたくさんオヤツをあげていて、この先もあげる機会はあるので、その女の子に
「あげてみる?」と聞いたのですよ。
するとその横にいた母親が、
「あ、いいです、いいです。さっきあげてみたら難しかったんで」
との話が。
どうやら俺が来る前にオヤツをあげようとしたみたいですが、小さいから動物たちがワラワラと寄ってきてしまいうまくあげられなかった模様。
こういう場面もこのカフェでは見てきているので、まぁ無理強いはせず「じゃあしょうがないね」って感じでその場は終わりました。

が、この後。
その様子を見ていた女性スタッフさんが、もしかしたら小さい女の子が俺のオヤツを取ったことを気にしたのか、新しいオヤツを「これどうぞ」と持ってきてくれました。
小さい女の子に取られたオヤツは一粒二粒で微々たるもの。
でもまぁいただけるならもらおうとすると・・・俺のすぐ近くに1人でお客さんとしてきていた30代ぐらいと思われる女性がいたのですよ。
顔をしっかりと見たわけではないので、声だけでの推測。
で、スタッフさんがこう言ってきたのですよ。
「お二人でどうぞ」と。

ちょっと状況が分かりづらいと思うので説明させてもらうと、俺はその1人で来ていた女性とは面識はなし。
もしかしたらこの数ヶ月の間にカフェで知らぬ間に同席していたとかはあるのかもしれませんが、何かしらの会話をしたこととかは一切ありません。
で、この女性はさっきの小さい女の子の件とは一切無関係。
ただ単にその場に居ただけのお客さんだと思います。
そんな中でのオヤツを差し出されての「お二人でどうぞ」。
この瞬間、意味が分からなくて「へ?どういうことだろ」と心の中で首を捻りました

で、カッコイイとは決して言えないおっさんの自覚がある俺としては(笑、その二人でオヤツをあげようもんならその女性も迷惑だろうから、その女性の方に、
「あ、どうぞどうぞ」
と譲りました。
先に述べたようにこれまでにもたくさんあげているから、女性の方に「この機会にどうぞ」って感じで。
間違っても二人で和気あいあいとカップルのように振る舞うなんて真似はできません。
そんなことが許されない事ぐらいは弁えています(笑。

そしたらですねぇ・・・。
その女性もなんだか戸惑っているのですよ。
「え?どうしたらいいんだろ?」ことをつぶやきながら戸惑っているのです。
俺からするとなにも気にせず動物たちにホイホイあげたらいいとは思うのですが、女性側もいきなり発生したこの状況に困惑していたのかもしれません。

そしてこの後どうなったかと言うと・・・。
このとき、この場に俺が苦手な常連の男性もいたんですね。
そしたらその戸惑っている女性の様子をみて、その方がオヤツを受け取って動物たちに配ってこの状況は解決したのですが・・・。
どうしても俺が引っかかっていたのは、「お二人でどうぞ」とスタッフさんが言ってきたこと。
なんで俺と赤の他人の女性にそんなことを言ってきたのかまったくの謎でした。

しかしまぁ・・・。
後になってみると、
「もしかしたら俺に気を使ったのかな」
と思いました。
「いつも1人で来ている寂しいおじさんに少しでも出会いを」的な。

もしこうだった場合。
その気持ちとしては悪くはないです。
わずかながらでもチャンスをくれようと考えたのであれば。
そこは本来なら「ありがたい」と感謝しなければならないのかもしれません。

 

 

とはいえ・・・。
まったくの面識のない者同士です。
これが向こうもこのカフェの常連で多少顔見知りとかなら分からなくもないですが、知らない者同士というのはだいぶ厳しい気が。
向こうの女性からした余計に。
イケメンでもないおっさんと出会わされたところで迷惑以外の何者でもありません。

それと・・・。
スタッフさんが気を回してくれたのかもしれませんが、俺がこのカフェに来ている目的は動物とのふれあい。
異性との出会いは求めていません。
普段から俺がそういう風に行動していたとか、もしくは女性スタッフさんに
「良い人いたら紹介してよ」
とか言っていたらなら、まぁこういう風に気を回すのもありなのかもしれませんが、そういう事は一切していません。
だから結果的には「困った気遣い」といいますか・・・。
こんな事をする必要がないのにやってしまい発生した虚無の空間というか時間でした。

というわけで、人間とは時としてこのようなお節介をしてしまうときがあるのだなぁと。
俺も過去にこれとは違いますが、余計な気を回してしくじったことはたくさんあります。
だからこういう事が起こるのも分かるし、これはこれで仕方のないことなのかなと。

ちなみにこれ以降、スタッフさんがこの件のように俺と他の女性に対して「お二人でどうぞ」と勧めてくることはなくなりました。
まぁ察してくれたのだとは思います。
というか、またあったらさすがに後で聞いてみます。
「なにが目的なんだ?」と(笑。
ま、俺ぐらいになるとカフェで1人で過ごすことも平気です。
それに肩身の狭さを感じるぐらいなら、カップルや家族が来る動物系カフェになんかいきませんから・・・。

にほんブログ村 その他日記ブログへ にほんブログ村 その他日記ブログ 無職日記へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました