前回のつづきです。
かかってくるはずがないと思っていたのにかかってきたクリニックからの電話。
折り返して話を聞いてみると、
「相変わらず肝臓の数値が悪いんですよねぇ・・・」
との事。
で、悪いのは当然なのですよ。
検査に引っかかってから1週間ほどしか禁酒してないので。
この日数で肝臓の回復は無理で、数値がヤバいのは当然のこと。
しかし・・・。
ヤバいといっても検診時に比べたら数値は少し良くなっているはずなんですよ。
まったく飲んでいないわけですから。
だから肝臓の数値は悪いにしても、また連絡が来るようなことは本来ならありません。
この時点で完全回復しない事は先生や看護師さんも分かっているはず。
が、そんな中でも来た電話。
話の詳細を聞くと、
「先生からのお話があるので、近いうちにまたクリニックに来てほしい」
との事。
これを聞いたときはめちゃくちゃ気持ちが萎えました。
検診や通院をしたばかりなのに、またすぐ行かなきゃいけないのかと。
再び診察代やらが取られるのも非常に痛いものがあります。
しかも肝臓の数値をよくする方法は、とにかく飲まないこと。
禁酒をすれば改善することは分かっているため、先生の話を聞いたところで意味がないような気がしました。
繰り返しになりますが、このときは本当に飲んでいなかったのですよ。
隠れてチビチビ飲んでいて呼び出されるとかなら分かりますが、そうじゃないのに呼ばれる。
だからちょっと抵抗したのですね。
「このまま飲まないのでなんとかなりませんか?」的な。
要は数週間後の通院のときに再び検査すれば充分なんじゃないかと思ったのです。
さすがにそのときには肝臓の数値も良くなっているはず。
それで良くなっていなければ別な病気の可能性があるという話で・・・。
なので抵抗したのですが、看護師さんは、
「とりあえず先生からのお話があるので来てもらうしかない」
という事でした。
日にちを空けずにまた行かなければいけないという面倒くささ。
診察代がかかるという事実。
これらの条件と自分の中で納得がいっていないことから、すっかりメンタルは激落ち。
数日は憂鬱な状態で過ごしました。
連絡をもらって5日後。
再びクリニックへ。
そこで先生からは、
「酒を我慢できないのか?」
といった話が。
で、俺はそれに対して、
「(長期間の日数を設定して)飲まないと決めれば我慢できるんですが・・・」
と返したわけです。
このとき、先生の反応を見ていたのですが、それを聞いても特にこちらをバカにするような事もなく淡々としていたのですが・・・。
そんな反応をみて俺の頭によぎったのは、
「先生からすれば俺のような人間のことは理解できないのだろうな」
でした。
おそらく70代と思われる高齢の先生。
でも頭もしっかりしているし、筋トレなんかもしているようです。
長年地域に貢献してきて感謝状を贈られたりしている立派なお医者さん。
そういう人からすると、俺のようなごくつぶしのクズの行動や思考は到底理解できるようなものじゃないのだろうなと。
だから俺が言う「飲まないと決めれば我慢できる」という話も先生からすればいまいち要領を得ない話なのだと思います。
「我慢できるなら常日頃から休肝日でも設けなさい」って思いますからね。
でもこれが俺には出来ないのですよ。
ある日を境に飲み始めてしまうとそのままズルズルいってしまう。
ONかOFFのどちらかしか出来ないというか。
我ながらバカだと思いますが、そういうスイッチしかない人間なのです。
だから理解されないにせよ、こういう説明をするしかありません。
と、そんな感じでとりあえず話は終わり、結論としては禁酒を続けて5月中旬ぐらいにまた肝臓の数値を測るということに。
それと肝臓の薬も追加することになりました。
「また余計にかかる」と不安だった診察代ですが、普段の通院時の半額以下でした。
さすがにこの前来たばかりでまた同等の金額を取られるのはあまりにも辛すぎたので、この点は助かりました。
そこら辺はクリニック側も考慮してくれたのかなぁと。
まぁ俺の見た目では金を持っていないことも分かるでしょうし(笑。
ということで、再び念押しするような形で禁酒がスタート。
そしてそれから1ヶ月~2ヶ月と経っていくことになるのですが・・・。
4月中旬にまたちょっとした事実が発覚。
それはまた別の話で。
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