前に書いたかもしれまんが、俺がバイクの修理をお願いしている自転車屋さんは、生前の父がよく利用していた店。
俺も子供のころから利用していたこともあり引き継いだのですが、学生のころとか若いころなんかは近所に他の自転車屋がそれなりにあり金額が安かったことなどもあってそっちを利用したりもしていました。
だから父が利用していた自転車屋さんからすれば、常連客の息子とはいえまぁそこまで重要度の高くない客の一人という感じだったと思います。
でも父は30年以上そのお店だけを利用していたので上客だったと思われます。
だから店も多少の融通を利かせてくれていた感じ。
で、父が亡くなった後に俺も引き継ぐ形で使っていて、最初はそれなりに融通してもらっていたのですが、そんなに金を落とさないこともあって、いつしか一般客と同じようなサービスレベルになりました。
でもまぁこれは当然の事なので納得済み。
で、俺もその事を承知の上で利用していたのですが、困ったのが連絡手段が電話しかない事。
なんというか、そんなに親しくもないと電話というのは気を使うといいますか・・・。
店主さんが高齢男性でワンオペでやっている事もあり、そういうのを考えると電話するのもためらってしまいます。
これは俺が、正社員時代に電話注文による大変さを身を以て知っていることも非常に大きく影響しているかなと。
「ワンオペなのは店の事情だから気にするな」と言われればそれまでなのですが、どうしてもそこら辺を気にしてしまうのです。
メールとかで連絡を取れれば楽なのにそれが出来そうもない。
かといって、他に信頼して持ち込めそうな店もないのです。
しかも公道を走るバイクですから、ずっとノーメンテナンスというわけにも行きません。
定期的なチェックは絶対に必要。
だから何とも不便な感じがありながらも、修理に出す時は覚悟を決めて電話したり直接店に行ったりしていました。
で、修理が終われば電話で連絡をもらうという形に。
んで、自分がたいした客でない事は分かっていますから、修理に出すときは毎回名前と電話番号を書いたメモを渡すのですよ。
すでに4~5年の付き合いはあって、お店もさすがに控えているとは思うのですが、そこら辺も俺は、
「たいして金を落としてないから、俺の携帯電話番号を控えてない可能性もある」
とか考えちゃうのですよね。
こういう風に考えてしまうのは、若い頃にまったく別な業種の店に行って雑に扱われたことがあるから。
2回目なのに1回目のデータがまったく残っていなかったみたいな。
申し込み用紙みたいなものにアレコレ書き込んだのにその紙が消えていたとかになると、俺はそれとなく察してしまうのです。
1回きりの客だと思われていたんだとか(笑。
だからそこら辺を弁えた上で今の自転車屋さんを使っていて、今年の4月中旬にも修理をお願いしました。
で、修理の連絡が来るのを待っていたのですが・・・。
ある日。
その自転車屋さんからの電話であろうことが分かる電話がかかってきました。
まぁそれが分かるのは、俺のスマホが滅多に鳴らないから(笑。
でもそのときは車の運転中。
スーパーへ向かっていたときだったので、「まぁ買い物を済ませて家に帰ってから折り返し電話をすればいいか」と考えました。
スーパー到着後。
一応自転車屋さんからだったかどか確認すると、やはり自転車屋さんから。
そしてその次に目に入ってきたのは、自転車屋さんからのSMS。
「修理が終わりましたのでよろしくお願いします」
と。
この一文を見た瞬間、これまで抱えていた悩みが全て吹き飛びました。
結局のところ、時代遅れのSMSであってもこういう感じで連絡が取れれば俺にとっては充分なのです。
お互いの都合のいいタイミングで確認して返信する。
短い文章で事足りますから、これでいいのです。
俺と友人との間では繋がらなかったSMSですが(笑、自転車屋さんとは繋がることが出来ました。
なので、このときも折り返し電話するのではなくSMSで返信。
修理金額を確認して、後日取りに行きましたがまぁ楽でした。
これまで気を使っていたのはなんだったのだと。
それと自転車屋さんの携帯からのSMSだったので、一応俺の番号を登録してくれていることも分かり、ちょっと安心しました。
俺は「向こうは電話番号をメモってないかもしれん」とすら思っていましたから・・・。
一応、客の一人には入っているようです。
そんなわけで、今後メンテナンスを頼むときはだいぶ楽になったのですが・・・。
気がかりなのはそのお店のご主人が高齢であること。
これから気軽に利用できるとなった途端に閉店になったら悲しいのですが・・・。
まぁこれもいま考えても仕方のない事。
とりあえず今はSMSで繋がれる事に感謝です(笑。
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