この前。
月に数回通ることのある道路をバイクで走っていると、ある事に気づきました。
それは8年前にバイトの面接を受けた店が閉店していた事。
このときのバイトの面接は、前職の正社員を退職してから5年のニート生活を経てからの面接。
精神的にズタボロになった後に社会から隔離された生活を送っていましたから、家族以外の人間に対する感覚が完全にバグっていました。
いま思いだしてもとんでもなくガチガチで緊張しまくりだったのですよね。
この時点で40歳というおっさんなのに・・・。
面接では当然の如くニートをしていた期間について聞かれましたが、「ちょっと体調を崩しまして・・・」的な説明をしました。
でも、面接をしてくれた俺より年上の男性の方には、すぐに見抜かれていたようでした。
「そういう理由じゃないな」と。
休職していた年数が長いだけに、「もっとヤバい理由がある」と考えたように見えました。
俺もこのときは自分でも分かるほどかなりの挙動不審(苦笑。
いろいろと受け答えをしましたが、面接の途中から、
「あ、これはたぶん無理だろうな」
と察しました。
面接はデスクで他の社員がいる状況で行われて、面接担当者はもちろんの事、横で聞いていた他の社員もおそらく、「これはダメなおっさんが来たな」と思っていたと思います。
もう何となく全員の頭の上にそういう言葉が浮かんでいるというか。
鈍い俺もさすがにその場で気づくほどでした。
で、結果は想像していた通り不採用。
でも面接担当者の方に恨みはいっさいありません。
挙動不審な俺に対しても見下すようなこともなく誠実な対応をしてくれましたし、すぐに不採用の通知も送ってくれたので俺としてはラッキーでした。
というか、自分であのときの職場の雰囲気を思い返してみても、おそらくあの場で当時の俺が働くことは相当難しかったと思います。
そういう面からも不採用にしてもらってよかったなと。
んで、この後に飲食店の仕込みのバイトに出会うわけです。
前にも言いましたがこの仕事は俺には最高に合っていたこともあり、改めてあのバイトを不採用になってよかったなというのは心の底から思いました。
そしてたった3年ですが、働く事が出来たことにより、ニートのドン底の精神状態よりは間違いなく改善しました。
信頼出来るまともな人たちと出会えた事が大きかったですね。
まぁそれでもどうしてもウマの合わない社員が上司になってしまい、退職を選ぶことになってしまうのですが・・・。
でもまぁ、トータルで見て間違いなくプラスになりましたし、それがなかったら今ごろ俺はこの世にいなかったのかもしれません。
とまぁ、そんなわけでもしあのときにバイトに受かっていたとしても、8年後にはまた路頭に迷う羽目になっていたんだなんてことを思いました。
といっても、俺が8年間もバイトを続けられたのかといえばそれはNOですね。
たぶん早くて1ヶ月、長くても3年程度で辞めていたと思います。
結局、働き続ければ日々ストレスや不満は溜まっていくものですしね。
今まで俺が一つのバイト先で続けたのが最長で5年。
これを踏まえてもやはり8年仕事を続けている事はなかったでしょう。
8年前に面接を受けたバイト先が閉店したことを知り、また改めて時の流れを感じました。
自分のような生活を送っていると、もう時が流れいるんだか何だか分からなくなりますが、こういう事があってそこでようやく止まらない月日の流れを感じる次第です。
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