もみ消すのが不可能になったいじめ問題

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仙台育英サッカー部、「いじめ重大事態」で活動休止 全国高校選手権出場は調査結果によって判断

ズバッと活動休止にしたのにはわりと驚きました。
全国高校選手権への出場についても慎重に判断すると。

でまぁ、こういう対応をしたのは今年の高校野球の広陵の件があったからだと思います。
あれは学校側が初期対応を誤り、そのまま「まぁ大丈夫だろう」と思って出場させたわけです。
そんなにたいした問題にはならんだろうと。
しかしそのタイミングで個人のネットによる告発が発生。
テレビを通じて全国に顔や名前が出た後に騒動が発覚。
初期段階できちんと対応していればそんなことにはならずに済んだのに、一番最悪な状態で事が明るみに出てしまったわけです。

これ、そのときのSNSに生徒たちの顔写真や名前、あとはやった問題行為などが晒し上げられたときは無関係の俺でもゾッとしました。
というのも、俺のような人生が終わっているおっさんなら名前や顔写真を晒されたところで、そんなに被害はないと思います。
もうこれ以上失うものがないほど人生が終わっているわけですから(苦笑。

しかし野球部員たちはそれとは真逆ですよね。
これから進学・就職があるタイミングで顔写真や名前を晒されるっていうのは、とんでもない大ダメージですよ。
もし本当に問題行動を起こしていたら、この先の20年~30年の人生に大きく影響してくるのではないでしょうか。
ずっとネットにはそのデータが残ってしまいますから。
なにかあったときに名前を検索されてそれが引っかかり・・・なんてのは少し考えただけでも怖くなります。

で、その後。
学校側は会見しましたが監督なんかはそのままダンマリで消えましたね・・・。
会見したら余計に騒ぎになっていたのである意味無難な対応だったとは思いますが、
こういう人が名将とか言われていたのを見ると、そんな肩書きなんてのは薄っぺらいものなんだなぁと感じました。
けっきょく、そういう人でもこういうときにきちんと対応できないんだなと。
世間は良い面だけを見ていたってことでしょうね。

とまぁ、伝統と歴史のある広陵でも何かあったときに事態をもみ消せるようなものじゃないということを世間や学校関係者は知ったわけです。
被害者がその気になったらいつでも効果的なタイミングでネットで暴露ができる。
これを踏まえると仙台育英サッカー部もまずは活動休止を選ばざるを得なかったのでしょう。
リスクとかそういうのを無視すれば泣き寝入りすることはなくなったとも言えるかもしれませんが、
なんとも恐ろしい時代になったと思います。

それにしてもまぁ、こういうのは氷山の一角でしょうね。
全国ではまだまだこういう事件があると思います。
これからは徹底的にこういうのを無くすことに重点が置かれるような気がしますが、人がやることだから完璧に無くすのは難しい。
これからもこういった問題は続いていくと思います。
団体スポーツの場合、連帯責任になるのが辛いところですね。

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