「100g〇〇〇円」の罠を知る

前に書いたことのあるアメリカンチェリーに関する思い出。
今から30年以上前の小学生時代。
父にファミレスに連れて行ってもらって、テーブルにおいしそうなアメリカンチェリーのPOPがあったため、
食後のデザートにアメリカンチェリーを注文してくれました。
1個380円を2個。

で、食べてみるとこれがまったく甘くなくておいしくありません。
子どもの俺でもすぐに「あ、これは単にそれらしい容器に入れているだけ」と分かりました。
アメリカンチェリーに一手間加えることもなく、ただ単にガサッとすくって容器に入れただけの代物。
少量なのであっという間に弟と食べきったのですが、その様子を見て父は「もう1個頼むか?」と言ってきたんですよね。
父から見たらうまそうに食っているように見えたのでしょうね。
しかし明らかにボッタクリでしたからすぐに「いや、いい」と止めました。
30年以上経っても「あんなものをあの値段で・・・」と苦い記憶が残っています(笑。
まぁこういうものを経験して成長していくのでしょうね。

と、そんな思い出があるアメリカンチェリー。
だから近年食べるにしてもそこまで期待していないのですが、この前あるスーパーに行ったらそこそこの量が入っていて240円。
「あら、ずいぶん安い」と思って買ってみました。
で、家に帰って食べてみると、これが甘くておいしいのです。
この値段だから「めちゃくちゃハズレの商品かな」とも予想していたのですが、まったくそんなことはありませんでした。
今どきのアメリカンチェリーは昔と違っておいしいのですね。

だもんでその後は安く売られていたら積極的に買おうと思ったのですよ。
佐藤錦のお値段にはまったく手が出ないこともあって(笑。

そうしたらこの前。
以前にアメリカンチェリーが安売りされていた店に行くと、再び安い値段で売っていました。
容器は中・小と2種類あり、中の方は698円というなかなかのお値段。
しかし小は「128円」というお値段。
1人で食べる分にはちょうどいい量で、他のスーパーではそこそこの値段がすることも知っていたので、このときも迷わずそれを手に取りました。
他にも必要なものをカゴに入れてレジで会計。

すると・・・。
このときの合計金額が頭の中で考えていたものより、グッと高めだったのですよ。
「えっ?そんなに買ったかな」と感じるほど。
なので会計後にすぐレシートをチェック。
そうしたらですねぇ・・・128円で買ったと思っていたアメリカンチェリーの値段が398円。
「おいおい、レジの人やってくれちゃってんなぁ」と思いました。
他の大きさの容器かなんかと混同して打ち間違えたのであろうと。

しかし!
まぁ皆さまご存じの通りポカや勘違いをするのが俺。
とりあえず袋詰めをして、再び売り場を確認しに行きました。
俺が値札を見間違えた可能性も充分にありますから。

見に行った結果。
128円という値段は「100gあたり」ということが判明。
俺が単純に128円という値段を見て思い込んでいただけでした。
128円という金額の横に一回り小さい文字で「100g」と表示されていたのです。
これを見た俺は「やはり俺が見間違っていたか」と思いました(笑。
よく確認しないままサービスカウンターに行かなくてよかったと。

でも・・・。
このときなんか猛烈な違和感を覚えていました。
「この量で398円なのか?」と。

398円ぐらいするっていうのは計算が苦手な俺の頭で考えても300gほどが入っているであろうことはその場で分かりました。
それに対してずいぶん少なく感じる量。
しかし・・・まぁ俺の感覚なんてアテになりません。
100gで128円だったということに納得して、そのまま家に帰りました。

んで、家に帰ってすぐに秤にそのアメリカンチェリーの容器を乗せて重さを念のために確認。
「きっと300g近くあるんだろうな」と思いながら乗せてみると、秤の針が示した重さは130g。
俺の頭では理解が追いつかずしばし固まってしまいました。
「え?どういうこと?」と。

2分後。
スマホを使うまでもないですが、「100gでこの値段」的なことを検索して計算。
ま、どう考えても100g128円なら130gで398円はおかしいわけです。
ちなみにこのときも「俺が間違っていないか」を何度も確認しました(苦笑。
とにかく思い込んで勘違いして痛い目を見てきたことは多々ありますから。
というか、「スーパーの時点で300gないって気づけよw」と思った方もいるでしょう。
そこら辺も分からない感覚なのか?と。
しかし俺の場合はその自分の感覚を信じることが出来ませんでした(笑。

そして・・・。
まぁどう考えてもおかしいのはスーパー側であろうという結論に。
いつもならこういう間違いがあっても、「まぁしゃあないか」で流すことが多い俺。
もう1回行くのは面倒くさいから。

しかしこのときは「128円」ということに釣られて、その結果398円を取られたいう状況。
しかもまったく重さも足りていないわけです。
なのでこのときは夕食作りの予定があったのですが、「これはさすがに見過ごせん」と思い、
もう一度バイクを走らせそのスーパーへ。

サービスカウンターに行き、店員さんにレシートを見せてやんわりと説明。
この時点でも俺が何らかの勘違いをしている可能性はありますから、強くは言いません。
「この値段で合ってますかね」という確認。
するとサービスカウンターのスタッフさんは、
「青果担当者をお呼びしますのでお待ちください」と。
店内放送で青果担当者を呼びました。

で、「どういう人が来るのかなぁ」と2分ほど待っていると、60代と思われる男性が。
サービスカウンターの店員さんに
「青果担当者、この時間帯いないんだ」
と言ってきたので、「お、これはどうなるんだ」と思っていたところ、その男性が代わりに話を聞いてくれました。

俺は上記に書いているようなことを一通り説明。
するとその男性。
俺が持ってきたアメリカンチェリーの容器を見て、
「あ~これ100gのやつじゃなくて、固定で398円のパックのやつなんですよね~」
みたいな話をしてきました。
これを言われて「ん?」と思う俺。
というのも、先ほど確認した売り場にはそんな値段表記はなし。
中698円、小100g128円だったと記憶しているので、とりあえずその男性と一緒に売り場を見てもらいました。

そうしたらですねぇ・・・。
容器は中・小の2種類しかなく値札も中698円、小のコーナーには100g128円の値札のみ。
で、俺が買ったものは小の値札のところにズラッと並べられていたわけです。
この状況を見て俺が思うことは
「これで勘違いしないわけないだろ」
でした。
どう考えても「小100g128円の商品」としか見えないと。

この売り場の状況を見た男性。
すぐに俺の言い分が正しいことを理解してくれました。
「あ~これは値札の方が間違っていますね」
と。

この後はスムーズでした。
担当者の方は俺が持って着た容器を量って新たに値札を貼り付けてきてくれました。
で、サービスカウンターにて多めに取られていた230円を返金。
そして「大変申し訳ございませんでした」と頭を下げてくれました。
ここまできちんとやってくれれば俺の怒りも収まり、無事に一件落着。
230円はわりとデカい金額なので、手間でしたがもう1回スーパーへ行って良かったです。

とまぁそんなことがありました。
そして後に、そのスーパーでは以前にも野菜コーナーで非常に紛らわしい商品の置き方をしている事を思い出しました。
セール品の真横にパッケージが同じで若干量が多い商品を置いてしたりしていたことがありました。
この時は俺はその商品は買わなかったので被害は受けませんでしたが、「この配置はヤバいだろ」と怖くなったことを覚えています。

で、この事を母に話したら、母もそのスーパーで値札の貼り間違いを見たことがあるとのこと。
前日のセールのPOPをそのまましていたとかで・・・。
これからは会計後に確認しないと危ないと思いました。
こういうミスをスーパー側もすることがあるから、今後も気をつけようと思います。

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