別荘の売却の1話目はコチラ。
前回のつづきです。
一度来たことがあるのに道を間違えるという失態をおかし凹んだものの、そんなことはお構いなしに予定していた時間通りに手続きが始まりました。
このときはもう前回の顔合わせのとき以上に己の薄っぺらさを感じるというか、部屋の中に居場所がないような感覚でした。
屈強な肉体を持つ格闘家3人に対してヒョロガリの一般人男性1人みたいな感じ(苦笑。
担当者、買い主さん、司法書士という社会的信用を持っている3人と一つの空間にいると、無職の俺はつくづく自分の無力さを痛感しましたね。
まともな大人であればこうやって己のスキルを活かして生活をしていく。
担当者や司法書士の方が手際よくたくさんある書類の確認を行っている所作なんかみると、
「俺のような無能とはまったく違うしっかりした人生を歩んできたんだなぁ・・・」
とか思わざるを得ませんでした。
情けない限りです。
そんな想いを噛みしめながらこの日出されたホットコーヒーを飲みましたが、もうとんでもなくマズく感じましたね。
「なんじゃこりゃあ」と思うぐらいクソマズかった。
自分の存在価値が感じられない場所で飲むと、味覚もここまで変わるのだと知りました(笑。
それとこの日に感じたのは、俺は雑談がすっかり苦手になったということ。
前回の顔合わせのときも書きましたが、やはり他愛のない雑談は俺にはもう無理。
例えば担当者が、
「どうですか、先生(司法書士)もこういう物件を買われては・・・」
と言うことを言い司法書士は
「いやいや、まだまだ稼がないと買えませんw」
みたいな会話をしているのですが、これが無職の俺からすると聞いていて死にそうになります。
「いやいや、あなたの立場なら年収とかもすごいでしょ」
と思ってしまって。
愛想笑いするのが精一杯ですよ。
この場で俺から誰かに問いかけるなんてのは不可能。
なにも中身がないわけですから。
出来る事はこれ以上余計な醜態を晒さないようするだけでした。

と、そんな大きな劣等感に包まれながらも手続きは進んでいき、契約は無事に完了。
最後には不動産会社からのアンケートを書かされましたが、そこのは職業欄があり「うっ」となりました。
まぁ「無職」の欄に丸をしましたよ(笑。
ごまかしたところでしょうもないですし。
とまぁ、まともな社会人3人と対面した結果、一人で精神的にズタボロになりました。
こういう「現実」と直面したときに己の無力さを痛感する。
ここ15年ぐらいずっとそんな生活ですが、つくづくこういうときは己の立場のなさを思い知らされます。
まぁ全ては自分のせいなのでその現実を受け取るしかないのですが。
と、そんなことがありつつも契約は無事に完了。
ネットバンクを通じて入金したとのことなので、帰りに事前に立ち寄ると決めていた不動産会社近くのATMへ。
母が入金を確認して担当者に連絡し、手続きが完了しました。
この日は10時ぐらいに始まって1時間ちょいで終わり昼前には家に戻れて当初はちょっと豪華な食事でもする予定でしたが、母も俺も手続きで精神的に疲弊していてその気力も湧かずにスーパーの弁当で済ませました(笑。
ただ、とにかく家の売却が終わり、今までのし掛かっていた見えない重りのようなものが肩から降りたという感じにはなりました。
これで別荘の件で今後悩むことはなくなったと。
精神的にはかなり楽になりました。
![]() |





コメント