別荘の売却の1話目はコチラ。
前回のつづきです。
こちらが値引きを了承したことを相手方へ伝えてもらってから数日。
担当者から連絡が来て打ち合わせをすることに。
このとき、俺と母は当然のことながら「いくらの値引きを要求してきたのか?」が一番気になっていたのですが、向こうが希望した値引き額は50万円。
民泊を経営する会社をやっているということでもっとがめつく要求してくることも想定していたので、俺と母としては「あれ?そんなもんでいいの?」という感じに。
最大200万円ぐらいも考えていたこともあってか、ずいぶんとお安く感じました(笑。
なので、俺と母もその値引き額で了承。
そして次は不動産会社で買い主の方と不動産売買契約の締結をすることに。
これが分かったときは憂鬱でしたね。
普段からまともな社会生活を送っていない俺にとってはだいぶ厳しいイベントになるであろうことは簡単に想像できましたから(笑。
と、その日が来ることに怯えながら過ごしているとあっという間にその日が。
不動産会社が比較的車で行きやすい場所にあったのが幸いでしたねぇ。
相手方があることですから、絶対に遅刻しないようにだいぶ時間に余裕を持って家を出て不動産会社に到着。
俺と母の姿を見た担当者が駐車場までやってきてそのまま部屋に案内されました。
その後、すぐに買い主の方もやってきて挨拶を。
で、このときやった事は「顔合わせと本人確認」→「重要事項説明」→「売買契約書の内容確認と署名・捺印」→「手付金の授受」→「今後のスケジュール確認」なんですが、もうほとんど覚えていません。
先ほどネットで「最初に買い主さんと顔を合わせるときにやったことってなんだったかなぁ」で調べて、
「ああ、そういえばこんな流れでやったなぁ」とうっすら思い出しました(苦笑。

このとき、担当者が契約における重要なことを読み上げて、ひたすら署名や捺印を繰り返したことは覚えています。
担当者が手慣れた様子で進めてくれたので、俺でもミスるようなことはありませんでした。
しかしまぁ、これがかなりの枚数の署名や捺印が必要で、普段はこんなことをしませんから精神的にガッツリ疲労しました。
それとこの日、会社にやってくる前から気になっていたのは、「手付金をその場で数えるのかどうか」という事。
行きの道中、車の中で母に、
「その場で数えて確認するもんなんだべか?」
と聞くと、母は
「分からない」
とのこと。
だから親子で不安を抱えていました。
どうするもんなんだろうと。
で、いざ手付金を渡された際、分からないので母が担当者に確認。
すると、
「はい、確認してください」
とのこと。
なにがあるか分かりませんから・・・と。
「1~2枚抜き取られていることもあるかもしれませんからw」とか言って買い主さんと笑っていました。
買い主さんも会社をやっているので不動産売却あるあるなのかもしれません(笑。
母が数えている最中、横で見ていた俺。
途中で、「ハッ、俺も一緒に数えるべきなんじゃ」という事に気づいて慌てて一緒に数えはじめました。
こういう不様な姿を見せてしまうのが我ながら情けないところです。
最初から「一緒に数えるべき」と分かっていないアホですみません。
数分かけて無事に手付金がきちんとある事を確認。
その後は一旦トイレ休憩のようなものが入り、まずは母が部屋を出たのですが・・・。
ここで担当者、買い主さん、俺の3人になったわけですよ。
担当者と買い主さんは二人とも宅地建物取引主任者の資格を持っています。
そして二人とも結婚していて小さなお子さんがいるそうです。
要は無職のこどおじである俺とは対局にいるような存在。
んで、この日もときおりちょこちょこ世間話のようなものもするわけですよ。
別荘の話題や、担当者と買い主さんに幼い子どもがいることもあって「子どもが幼稚園に行って風邪をもらってきてしまって・・・」みたいな話を。
それに対して母が反応するわけですが、そういうのを横で聞いていると俺はとにかく申し訳なくて。
で、母がいなくなって3人になった後もそういう世間話をしなければならないような雰囲気になったのですが、いまの俺にそんな対応力はありません。
すぐに自分で分かったのですよ。
「あ、これやべ」と(笑。
完全なる無職生活を送って5年以上。
よく知らない人と世間話をすることすら非常に難しくなりました。
特に今回のようなビシッとした格好をしているきちんとした会社員2人を目の前にして、俺が実感したのは己の圧倒的な中身のなさ。
食っていけるような知識やスキルもない。
社会的信用がゼロで圧倒的なバックボーンのなさ。
ペラペラすぎて、自分でもその薄さが分かりました。
「これどうしようもないぞ」と(笑。
なのでその雰囲気を察した瞬間、俺も、
「あ、すいません、トイレ行ってきます」
とためらいなく部屋を飛び出しました。
担当者と買い主さんからしたら「逃げやがってw」みたいに見えたと思います。
でも俺はそう思われてもいいからその場から逃げるしかありませんでした。
だからこの日も母を盾にして凌いでいただけのようなものなのですよね。
つくづく己の矮小さを実感させられる日でした。
自宅にいる限りは一応人間でいられますが、一歩社会に出れば虫けらです(苦笑。
とまぁそんなことがありつつも、1時間30分程度で不動産売買契約の締結が完了。
終わった後はとにかくホッとしました。
こういうイベントは毎回非常に気が重いですが、終わった後は達成感を味わえます。
まぁ他にも「現実」というものも思い知らされますが(笑。
不動産会社を出た後はその帰りに銀行のATMへ。
大金を持ち歩くのは落ち着かないのですぐに入金しようと思っていたのですが、なんとキャッシュカードが読み取り不能で入金できませんでした。
このときのことはこの記事に書きました→「大金を持ち歩いた日に起こった事」。
本当に滅多にイベントがない日々を送っている俺に限ってこういう事が重なるとは・・・。
世の中、なかなか面白いものだと思いました。
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