何かと行動に移すのが遅い俺ですが、こと対戦格闘ゲームをネットでプレイすることに関しては若い頃からけっこう必死に取り組んでいました。
家にいながら誰かと対戦出来るっていうのは、面倒くさがりで気の小さい俺に取っては夢のような話だったのです。
なのでこれに関してはそういう情報を得たら迅速に動いていた事を覚えています。
バイト代でドリームキャストやXBOXを買い、親に頼んでケーブルテレビのネットサービスに加入。
本格的に始めたのは22～23歳ごろです。
まぁ当時は今のような光回線というのではなく、電話回線を使ってネット対戦を行うというもの。
操作をしてもすぐにそれが反映されるようなものではなく、けっこうなタイムラグ（ラグ）がありました。
今プレイしたらとてもじゃないけどラグすぎて遊べないでしょうね。
また1対戦につき40円～65円かかっていました。
「マッチングサービス」というもので対戦にかかった時間で料金が変わるのですが、勝っても負けても1対戦ごとにかかるため、数をこなしたらけっこうな金額になります。
俺の場合、最初は月で1万円ぐらい払いました。
父にきちんと説明しないままマッチングサービスを利用してしまい、ある日家主の父宛に支払いの振り込み書が送られてきて怒られたことは苦い思い出です（笑。
まぁ当時は単なるフリーター。
ネット対戦は面白いものでしたが、月1万円という金額かかったことにより、それ以降は控えるようになりました。
と、それからもう25年。
四半世紀たった今では、光回線でラグの少ないスムーズな対戦が楽しめるようになりました。
ネットのサービスを利用するにあたり月額料金はかかりますが、だいたい1,000円ほど。
しかも何百回、何千回と対戦しようが別に料金が発生することもありません。
人気ゲームなら早朝や深夜でも対戦相手がいます。
ネット対戦格闘ゲームの釈明機を通ってきたものとしては、非常に感慨深いものがあります。
とまぁ、20代のころの俺からすれば夢のようなネット対戦環境である現在。
数年前にネックだったケーブルテレビの遅い回線から光回線に切り替えることもでき、いつでも好きな時間に好きなだけプレイできます。
これってゲームの部分に関しては俺が若いころに望んでいた世界です。
と、そんな理想的な環境を手に入れたわけですが･･･。
じゃあ今24時間必死になってネット対戦をしているのかと言えば、そんなことはなくて。
個人差はあるのでしょうが、ゲームと言えどずっと戦い続けるっていうのはかなりの精神力が求められます。
適当に遊ぶ分なら辛くはないですが、これがいざ上を目指して真剣にやったらかなり辛いのです。
日本各地だけでも化け物のように強いプレイヤーが山ほどいますし。
結局のところ、こういう理想的な環境を手に入れても、俺のようにメンタルが弱い人間は「プロを目指す」とかそういうこともできず、その環境を活かせないのだと知りました。
何とももったいないですが、こればかりは俺自身の気持ちがないとどうにもなりません。
また50も近づいてきた今となっては、気力の衰えも著しく･･･。
やはり何かを真剣に始めるなら若いうちに超したことがないとしみじみ思います。
歳を取ったら自分の健康問題などもそうですが、家庭の事情で挑戦したくてもできないことが増えてきますので。
夢想にふけるのは簡単なことですが、なにかと現実は甘くないものですね。
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