きのう聞いたこのニュース。
すぐに何年か前に宮城県で起きたこちらの事故を思い出しました。
このニュースを聞いた時はあまりの悲惨さに言葉を失ったのですが、それと共に驚かされたのは、
「ため池に落ちたら自力では戻れない」という事実。
だからすごい不思議に思ったのですよ。
「なんでそんな危険な場所に父子3人で釣りに行ったんだ?」と。
一度落ちてしまったら大人でも自力では戻れないため池。
そんな場所にこれから暗くなる時間帯の夕方、子ども2人を連れて釣りに行くって・・・と。
俺には理解できない感覚でした。
そして再び起こってしまったため池での悲劇。
「またか・・・なんでそんな危険な場所に行くのかな」と思わずにはいられなかったのですが、その後にこちらの記事をみて、事故の起こったため池がどんなものか初めて知りました。
俺の中では、もっとため池って見た目からやばいイメージがありました。
もっときつい急角度のすり鉢状の、一目見ただけで「絶対に近づいてはいけない」と分かるような。
そんなものだと思っていました。
が、この動画で見ると・・・。
ため池でもまったく危険に見えないというのを、初めて知りました。
これなら日中に他に釣りをやっている人でもいれば、無警戒で近づいてしまいそうです。
いや~これは本当に知らなかったですわ。
落ちるとあんな感じで一瞬で引き込まれるのも。
そして次のため池からの這い上がりの動画。
これも見た目にはピョンといけそうに見えます。
岸に近づいて「ヨッ」っとちょっと手を伸ばせば届きそうに見えますよね。
でも実際は動画のようにまったく戻れないという・・・。
そして戻ろうとすれば戻ろうとするほど、どんどん深い所に沈んでいく。
冷たい水に浸かることで体力もどんどん奪われて、泳ぐことも困難になり力尽きる。
どうりで亡くなってしまうわけです。
この動画で、その恐ろしさがよく分かりました。
そしてこちらの動画も。
親が子どもだけ上げようとしても、無理なんですね・・・。
実際にこの場面になったら、本当に地獄でしかないです。
というわけで、40半ばになって初めてため池に近づくことの恐ろしさを知りました。
これを見たら「絶対に近づいてはいけない」とよく分かったので、残りの人生で俺がため池に近づくことはないでしょう。
というか、こういう動画こそ子どもたちや多くの人に見てもらいたいものだと思います。
昔は祖父母や親が「ため池に近づくんでねえぞ!」とか子どもに教え込んでいたりしていたのでしょうが、今ではすっかりそういうのがなくなってしまいましたからねぇ・・・。
俺も恥ずかしながらきょうまで知らなかったですし。
無知ですいません。
と、そんな俺がこれらの動画を見る以外の対策として思いついたのは、グーグルマップなどでため池は「危険」とか一目で分かるように表示することぐらいでしょうか。
システム的にとか法律的に難しいのかもしれませんが、そういうので危険と分かれば釣りに行くような親子も少しは減るような気がします。
もしくはスマホのアプリかなんかで、ため池などの危険な場所に近づいたら警報を鳴らすようにするとか。
きょうはため池の危険性を少しでも知っていただきたく、記事にしました。
今後、ため池での不幸な事故が無くなることを願います。
これから明るい未来が待っている親子が一瞬で命を奪われるのは、あまりにも切なすぎますから。
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