資産を切り崩していく生活は 想像以上に厳しい

1年以上前のこと。
ブログ村の無職カテゴリーに20代の若者がいました。

そのブログを読んでみると、働いてみたが肌に合わず退職し、その後セミリタイア生活みたいなものを目指しているとのことだったのですが・・・。
何回か読んでいると「それはキツイだろ」と感じたことがあります。
それはその方、とにかく生活費を削減して生きていこうとしていたのですよね。

どういうことかと言いますと、例えば車に乗っていてたのにそれを手放すとか。
あとは「移住制度を利用して○○に住もうと思っています!」など。
見ていて生活費をなんとか減らして生きていこうとしているのが分かりました。

ま、こういう考えになるのは分かるのですよ。
俺も10年以上前に正社員を辞めた後にこういう考えになり、あれこれ減らしたりしたことがありますから。
収入がなければそういう風に工夫せざるを得ないわけで、そこは理解できます。

しかし・・・。
実際にそういう生活をやってみると、これが想像以上に精神が削られるのですよね。
単純に言ってしまえば「ジリ貧」というか。
よほどの資産を持っていない限り、「資産を崩しながらの生活」というのはかなり厳しいと思います。

更に言うと、例えば維持費などを減らすために移動手段である車やバイクを手放すとするじゃないですか。
これって確かにガッツリとかかるお金を減らすことが出来るので、効果的ではあります。
でも、その代わりに移動手段が自転車とかになると、いままでにはなかった時間や労力がかかるようになり、そこら辺の部分では大きくマイナスなのですよね。

これに気づいたのは数ヶ月ほど前。
バイクで近隣を走っていたら、どこに行くにしても楽だなぁと。
というのも、俺は免許があったりしたにも関わらず、若い頃は自転車での移動をメインにしていたりしていたのです。
健康面を考えれば、これはこれで良かったと思います(笑。
でも、時間的な面を考えると、かなり無駄にしたのも事実なのですよね。
バイクなら10分~15分でサッと行けるような場所でも、自転車なら30分以上。
しかも片道4キロ以上の距離になると、往復の場合1日仕事のように感じます。
腰が重くなり出かけることも躊躇うから、車などを使っている同世代と比べて楽しい思い出が少ないというか。
せっかく取った免許や手元にあった車やバイクを有効に使っていれば、今ごろはもう少しマシな人生を歩めていたのかもしれません。

と、いうわけで、車とかバイクを手放したり、諸々の生活費を削ったりすればお金は浮くのですが、その分時間や精神を削ることになるので、あまりお勧めは出来ないかなぁと。
トータルで見ると心の余裕を大きく失っているかなと。
削ってはいけないものの見極めは大切な気がします。

ちなみにその20代の方のブログですが、ある日を境にスパッと消えました。
まぁおそらく途中で限界を感じたのだと思います。
「これでは先がない」と。

あと、ここ3年のコロナ禍などを見ていれば分かると思いますが、世の中予定通りにいくとは限りません。
そういうことも踏まえると、資産を削りながらの生活というのは避けたほうが無難だと思います。

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