誰もがいつまで生きるかなんて分からないから・・・

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2月のある日の日中。
家でダラダラ過ごしていると、玄関のチャイムが鳴りました。
いつもこのぐらいの時間にお隣さんが回覧板を持ってくることが多いので、すぐに、「はいはい」と言いながら玄関を開けてみると・・・。
お隣さんではなく、見たことのない60~70代かと思われる男性。
「ん?誰だろ?」と思いながら、「怪しいセールスとかじゃないだろうな」と警戒していると、その男性が口を開き始めました。
「あの、○○さんのお宅でしょうか?」
と聞くので自分が、
「はい、そうですが」
と答えると、
「あ、私、以前お父様にお世話になりまして・・・」
とのこと。
父が亡くなったことを知って家に来てくれた方でした。

で、このとき。
母は外出中。
そして自分は家でしか着られないようなボロボロのジャージ姿(笑。
出来るなら人を家に上げたくない状況です。
だから、
「あ、すいません、ちょっと母が外出中でして・・・」
と言おうと思いました。
が、すぐにこうも考えました。
「せっかく来てくれた人を追い返すのも・・・、そもそも遠くから来たのかもしれないし、また来てもらうのもかなり大変だよな」
と。
だからとりあえずそのまま家に上がってもらいました。

そして父の遺影が置いてある茶の間へ。
こういうときの作法を全く知らないので、正直かなりテンパリましたが、とりあえず線香を上げてもらいました。

 

 

その後、父の話に。
なんでもこの方、父と仕事仲間だったとのこと。
そして我が家が建てられた35年前に、一度来たこともあるそうで・・・。
「いや~あのときのあなたはまだこんなに小さかったよね~」なんて話が。
当時の俺は小学校1年生ぐらいです。
自分で言うのもなんですが、そりゃそこそこ愛らしかったでしょう。
でも今は昼間っから家に居て、ボロボロのジャージを着ているデブのおっさん。
時の残酷さを感じると共に、なんともいたたまれない気持ちにさせられました(笑。

と、そんなことを感じながら、この後も父についてのことをいくつか語ってくれました。
父から仕事のことについて細かく聞いたことはなかったので、なんとなく相づちを打つしか出来ませんでした。
でも・・・。
「お父様は本当に立派な方でねぇ・・・」や「ガッチリしていて健康そうだったのに、まさかこんなに早く亡くなるとは・・・」と言って下さっているのを聞くと、なんともありがたいことだと思いました。
そしてわざわざこうやって来てくれる人がいるという事実に、
「やはり親父は、俺なんかよりもはるかにまともな人間関係を構築していたんだなぁ」
としみじみ実感させられました。

ちなみになぜ今ごろの弔問になった理由ですが・・・、この方もこの2~3年の間、身内に不幸が続いていたとのこと。
そのため、それまでは毎年欠かさずにやっていた父との年賀状のやりとりが途絶えていたそうで・・・。
で、今年。
「あれ?○○さんから年賀状が来ていないな、あれだけ几帳面な人だったのに・・・」
なんて思っていたところに、母が送った寒中見舞いが届き、父が亡くなったことを知ったそうです。
こういうのを聞くと・・・。
ちょっとした事によるすれ違いで、相手にとんでもない事が起きていても、知らないまま時間が過ぎていくケースもあるのだと思い知らされました。
この方が、
「家も近いから(車で20分ぐらいの距離)、またそのうちに会えるなんて思っていたんだけど・・・」
なんて言っているのを聞くと、余計にそういうことを実感しました。
事前に聞いてなければ、なかなか相手が亡くなるなんてことは、まず想定しませんしね。
また亡くなる側も、こういうときは人に会おうとは思わないようです。
父も最後の方は身内を除いては連絡を取ろうとしていませんでした。
自分に置き換えて考えてみても、俺もそうすると思います。
弱り切っているときに、人と会ってもしんどいでしょうしね。

この後。
トータルで5分ほど父のことについて会話した後、香典を置いていきこの方は帰られました。
最初は出直してもらおうなんて考えましたが、とりあえずそのまま家に上がってもらってよかったです。
父のためにこうやってわざわざ時間を割いて、家まで来てくれる人がいるということが分かって嬉しかったというのもあります。
少なくともそうしてもらえるような生き方をしていたということですから。
自分とは大違いすぎて、なんだか泣けてきますね。

というわけで・・・。
兎にも角にも時間は過ぎ去り、自分が知らない間にもいろいろ起きているものなのだなぁと。
だから「会いたい人」や「やりたい事」があるのなら、いつでも大丈夫なんて思わず、すぐ行動に移すべきなのでしょうね。
自分もつい先日、ある方から教えられたことなのですが。
日々流されながら生きていると忘れがちですが残りの人生、「会っておけばよかった」ということがないように生きていきたいものだと思います。

次回につづく

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