人間のクズの下で働いて負けてしまったのが俺

数日前。

テレビであるスポーツのプロプレイヤー同士の対決を見ました。
俺もそのスポーツには10年以上前ですが真剣に打ち込んだことがあり、その当時は専門誌なども読んでいたのでプロの顔や名前などはそこそこ知っていました。

で、このとき出ていたプロたちは、俺がやっていたころから一線級のプロでした。
2人とも当時から将来を嘱望されていたプロで、それが10年以上経った今、更に実力をつけてしっかりと活躍している。
10年以上ともなれば、まぁ人間あれこれあるもんじゃないですか。
人間関係のトラブルで精神的を病む、事故で怪我をしてしまうとか。
後は手癖の悪さで捕まってしまうなど・・・。
優れた能力を持っていたとしても、何かの弾みでその業界から離れてしまうとかも珍しくありません。
そういうことを考えると、10年以上前から変わらずに第一線で活躍しているこのプロたちは本当にすごいなと。
俺の場合、もうそのスポーツは一切やっておらず道を断っていることもあり、余計にその凄さを感じてしまいます。
やはり一時だけパーッと盛り上がるのは誰にでも出来るのですよね。
でもそれをズーッと長く継続していくのは難しい。
俺も本来ならそのスポーツを長く続けていきたかっただけに、今も輝いているプロたちの姿をみて久々にしんみりとした気持ちになりました。

と、そんな気持ちなった後。
プロたちの姿を見て何気に正社員時代のある元同僚の事を思い出しました。
俺とは真逆で、そのスポーツに関する知識も技術もあり、正式な資格を取っていた元同僚。
俺が退職してから5年後ぐらいにその元同僚も退職したと聞き、数年前に地元と聞いていたところで名前で検索をしてみたのですよ。
その元同僚は色々な意味で「出来る人」で自分に相当な自信を持っていたから、本名で活動しているだろうなと。
ここら辺も匿名でこそこそやっている俺とは大違いですね(苦笑。

するとこのときは検索に一切引っかからず。
だからその元同僚もそのスポーツから離れたのだと推測しました。
ちゃんとした技術や資格を持っているのに離れた事を想像すると、なんとも言えない気持ちになったのを覚えています。
まぁ心のどこかで
「彼でも去ってしまったわけだから、俺のような無能が続けられるわけがないわな」
というちょっとした救いのようなものを感じたのも事実です。

と、数年前はまったく現在どうしているかが分からなかった元同僚。
今回のプロ同士の対決を見てその存在を思い出し、また検索をしてみたのですよ。
今度は地元に特定せず、本名とそのスポーツで検索。

するとですねぇ・・・。
その元同僚のSNSを発見。
予想通り本名でやっていて、俺と違ってお天道様に恥じない生き方をしているみたいで(笑、
クソ社長の下も去った後も別な県へ行きそのスポーツに携わる仕事をしていたことを知りました。
しっかりとした資格と技術がある人間なら可能な事。
俺にはそれが到底無理だったから、ここでも「人としての差」みたいなものを痛感させられました。

その元同僚のSNSにアップされている記事は十数個というところでしたが、、きっちりと趣味と実益を兼ねた生活をしているようで楽しそうでした。
更新は2年前を最後に止まっていましたが、まぁ普通に仕事をなどをしていれば珍しいことではありません。
おそらく今も元気に生きているのだとは思います。
まぁその元同僚もいまは40代になっているはずなので、事故や病気で亡くなっている可能性も無きにしも非ずですが・・・。

とまぁそんな同じ職場だった元同僚の退職後の現在を知りました。
知ってみて思うのは、
「あのクソ社長のようなどうしようもない人間の下で10年近く働いた後でも、自分の力できっちり人生を歩んでいくことが出来るんだ」
でした。
実際、クソ社長の下で社員として働いていた人間は他にも数人いて、俺以外の人たちは現在もおそらく真っ当に働いているはず。
だから俺の場合は「甘え」でしかないんだなぁと。
プロや同僚のように人生を歩み続けることが出来なかった己を恥じるばかりです。

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