屋根裏に眠っていたものは・・・

 一昨年あたりから終活を意識しだしたものの、ほとんど進まなかった片付けですが、昨年ようやくいくらか進みました。
きょうはそのことについて。

 祖母たちが蔵王から引っ越した2019年。
誰も住まなくなりましたが、今後処分することを想定した上での片付けが必要になりました。
主にあるのは、生前よく蔵王利用していた父や弟の本や電化製品。
そして無職時代の2~3年によく通うようになってから置いていた俺のゲーム機やマンガ本の数々。
これらを徐々に片付けることとなったのですが・・・。
ふとこのとき、思い出したのは俺が20代半ばの頃ぐらいに屋根裏の収納庫にしまった数々のマンガ本と多数の雑誌のこと。
祖母や叔母が住んでいたときにもそのことを思い出し、「いまどういう状態なんだろう」と思い叔母に聞いてみたこともあるのですが、そのときは「収納庫にしまった祖母や叔母の荷物が多すぎて取り出せる状態ではない」とのこと。
だから祖母や叔母が住んでいる間は取り出せず、そのまま放置するしかありませんでした。

 

 で、祖母や叔母が住まなくなった2019年。
引っ越しに伴い、叔父が軽トラをもってきて大量の不要品を処分。
その結果、屋根裏の収納庫には自分のマンガ本と雑誌だけになり、取り出すことが出来るようになったので、あるときその収納庫に上がってみることにしたのですが・・・。
15年ぶりに収納庫へ続く階段を降ろしてみましたが、これがまぁ恐ろしいほどの急角度の階段。

若い頃はこれを見ても何とも思いませんでしたが、歳をとった40代の今となってはかなり怖く感じます。
正直、よくこんな収納庫に運んだものだと自分でも感心してしまいました。

 というわけで、そんな急角度の階段を使ってまでしまった俺にとっての宝物。
久々に見てみると・・・。

記憶していた以上のダンボールやケースに入ったマンガ本、そして多数の雑誌が。
その数に驚くと共に、しまった当人の俺ですら唖然としてしまいました。
特に雑誌の「アフターヌーン」までご丁寧にとってあるところをみると・・・もう「何考えてんだ」
と若い頃の自分の思考を疑いました(笑。

まぁこの当時はアフタヌーンという雑誌にハマり心酔していたということや、今後はいずれ俺が嫁を連れて蔵王に住んでなんてことも本気で考えたこともあったため、取って置いたのでしょう。
にしても・・・もし嫁がいて子どもがいた場合に屋根裏にこんなものがあったら、
「こんなもん溜め込んで何考えてんの!」
と罵倒されたことは間違いありません(笑。

 と、そんな大量のマンガや雑誌の束を見つけてしまった俺。
この後はバイトの休みの日などに弟と蔵王に行き、ちょこちょこ下に降ろして片付けることにしました。
このまま屋根裏の収納庫に置いて放置していたら、いずれ俺も含め誰も片付けられなくなるとすぐに悟ったからです。
「いま俺が片付ておかないと、もう我が家で他に下ろせる人間はいない」と。
父も亡くなりましたし、母は年齢のこともあり、相当筋力は衰えています。
幸い、今のところは日常生活に支障をきたすようなことはないですが・・・。
俺ですら恐怖を感じる急角度の階段の上り降りを、物を抱えてやらせるなんて絶対にさせられません。
だからこれはとにかく率先して片付けることにしました。

 そしてこのとき。
こういうマンガ本や雑誌のような類いの物は、普段見えない場所にしまいこんでは絶対にいけないとよく分かりました。
見えなくなる=記憶からも消えるですから。
当時は価値を感じていたマンガ本も、5年10年経てば価値はなくなるも同然。
だから片付けを進めていく中、母とこんな話をしました。
「今後は屋根裏の収納庫には、季節物の洋服とか以外は置かないようにしよう」と。
シーズン毎に定期的に取り出して着る服などをしまうのなら忘れないでしょうが、俺みたいにマンガ本の収納に使うのは絶対にアウト。
しまうのも大変ですが、取り出すのも大変。
しっかりとした財力や管理能力がある方なら別ですが、俺のような人間はそれをやると後で首をしめると分かりました。
まぁ先に述べたように、若い頃は今のような生き方をするとは自分でも考えていなかったこともありますが(苦笑。
今後は「終活」がスタートしていることもあり、もうこのような物を屋根裏にしまうことはないでしょう。
まだ体が動く40代のうちに気づけたことが幸いでした。

次回につづく

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