遺品に触れられるのはありがたいことだと知った

前回のつづきです。
叔父さんの息子が葬儀に参加せず、それ以外の家族に見送られるということになってしまいました。
これのは母も俺も本当に驚かされました。
いわゆる今生の別れなのに参加しないというのは、あまりにも・・・。

葬式が終わってから1ヶ月後。
線香を上げに行ったときに、叔母さんと叔父さんのことについてアレコレ話しました。
その中で叔父さんが一部屋分の大量の遺品のようなものを残していて、その整理が大変だという話になったのですが、叔父さんがこんなことを言っていたそうです。
「○○(息子)には一切物を触らせるな。お母さんだけで片付けをやってくれ」
と。
これを聞いたとき、叔父さんと息子の間で確執があったことを察しました。
以前から仲があまり良くないということはチラッと聞いたこともあります。
ただ、まぁ親子ですから、そこまで深刻なものではないと勝手に思っていました。
しかし、実際は・・・。
自分の死後に残す物を触らせないとなると、お互いに相当なものがあったんだなと。
となれば、息子が葬儀に参加しなかったことにも納得がいくのですよね。
とはいえ、どれだけ関係が悪くても、葬儀には参加すべきだったと思いますが。

で、こういう話を聞くと、俺は恵まれていると思いました。
父は俺に対してかなりの不満を持っていたと思います。
でも普段からその不満をぶつけてくるようなことはなかったし、上記のように「物に触らせるな」とかは言われていません。
というか、むしろ車やバイクを引き継いでそれを使わせてもらっています。
親子の関係が悪く、死んだ後にも「片付けに参加することすら許さない」という感じになっている叔父さんたちのことを知ると、本当に父のおかげでそこらへんは助かっていると思いました。
本来なら俺もそういう風に言われても仕方ない生き方をしているだけに。

というわけで、死んでも遺恨のようなものが残る関係というのは、なんとも悲しいものだと感じました。
これだと息子の方も、それを引きずって生きていくことになるようも気もするだけに。
だからきちんと見送ることが出来て、遺品整理とかを任せてもらえるということは、実はとてもありがたいことなのだと、この叔父さんの一件で知った次第です。

 

 

 

 

 

にほんブログ村 その他日記ブログへ

にほんブログ村 その他日記ブログ 無職日記へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました