「恨み骨髄に徹する」だとしても、自分の手で復讐してはいけない

白金高輪駅”硫酸男” 沖縄県で身柄を確保、傷害容疑で逮捕

最初にこの事件を聞いた時点で怨恨の線だとは思っていました。
ピンポイントで男性を狙って硫酸をかけたような感じだったので。
で、案の定、犯人と被害者の関係は大学時代の先輩と後輩。
おそらく大学時代に何かしらあったのは間違いないでしょう。
犯人の勝手な思い込みや逆恨みの可能性もありますが。

それにしても・・・。
驚くのは犯人の行動力。
それと恨みの深さ。
今でも付き合いがあったのか、自ら後輩の現在を調べたのかは分かりませんが、
会社から帰る男性の跡をつけて顔を狙って硫酸をぶっかける。
殴るとか刺すではなく、硫酸をぶっかけている点に相当な恨みを感じます。
ダメージを与えるだけでなく、「お前も苦しんで生きていけ!」という強いメッセージといいますか。

まぁ前にも書きましたが、人間それなりの年数生きていれば誰かに恨みを覚えることはあると思います。
特に俺のような生活を送っている人間の場合、仕事の悩みとかもないため、しょっちゅう学生時代のことを思い出しては「あいつをぶっ飛ばしたい」とかが頭に浮かびます。
後は例のクソ社長に対する数々の恨みとか。

とはいえ、あくまでも想像する範囲。
実際に行動に移したら終わりなこともありますし、そこまでの根性もないというか。

というか、この事件を見て思ったのは、実際に復讐をしたところで自分の人生を悪くさせてしまうだけだということ。
特にこの事件の場合、相手に一生消えない傷を負わせたわけです。
こうなるともう相手から永遠に恨まれ続けるわけで。
お互いに死ぬまで憎しみあう負の連鎖。
犯人的には目的は達成したから、逮捕された今でも達成感のようなものはもしかしたらあるのかもしれません。
でも傍から見ていたら、今回の復讐で失ったものの大きさを考えると、やはり不幸になったと言わざるを得ません。
25歳という若さなら、後輩に対する恨みを別な方向に使っていれば、もっと楽しい人生を送れただろうに・・・。
それを潰してしまったのは、あまりに大きな代償でしたね。

というわけで、皆さん一人二人恨んでいる人間はいるものだと思いますが、その恨みを晴らすのは心の中で留めておくべきですね。
人によっては「絶対に許せねえ!」とか本気で殺したい相手もいるかもしれませんが・・・。
実際に手を出したら負けです。
だからそういう人間に対しては、こちらが手を下さずに不幸になることを願うしかありません(笑。

ま、悪いことをした人間は遅かれ早かれ罰を受けるものです。
「絶対に」とは言えないのが悲しいところですが、一定のラインを超えた恨みを買った人間はかなりの確率で、過去に自分がやった悪行分の不幸を背負うものだと思います。
俺が去った後、クソ社長がある一件でぐうの音も出ないほどコテンパンにやられたと聞き、「やはり悪いことをしたら自分の身に降りかかってくるんだな」というのを知りました。
因果応報というのは実在します。

なので自分で手を下すなんてことはするべきはありません。
というか、一番良いのはそういう恨みを断ち切ってその力を別なことに使うことですね。
それが幸せな人生に繋がるのだと思います。

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