どう考えても無謀すぎる挑戦

去年、新聞のコラム欄を読んでいると、45年前にあった信じがたい事件を知りました。
それは、名門私立女子大の入試で、高校教師の父親が女装して娘の代わりに受験したというもの。
先ほどネットで検索してみたら、「津田塾大学女装父親替え玉受験」と出てきました。
こちらのサイトに詳細が書かれています。

この事件。
最初に知ったときに思ったのは、「どうかんがえても無理でしょw」ということ。
仮に二十歳ぐらいで結婚したとしても、父親の年齢は38歳という30代後半。
この年齢の男が若き女性たちに混じって受験したら、雰囲気だけで「あの人なんか変じゃない?」とすぐにバレると思うのです。
いくら服装やカツラを付けてそれらしく振る舞っても、隠しきれない男としての雰囲気や骨格により一発で。

上記のサイトで事件のことを調べてみると、驚いたことにこの父親は50歳くらいだったとのこと。
このミッションを考えれば、やる前に無理と分かりそうな話。
なにをどうすれば高校生の女子としていけると思ったのか・・・。
高校教師であること、50歳という年齢を考えればそこらへんの判断は付きそうなものだけに、激しく疑問を覚えます。
でも、この父親にとってはそこまでしてやらなければいけない何かがあったのかもしれません。
我が子を思うゆえの愛というか。
まぁ残念ながら愛情をかける部分を間違いすぎているわけですが。

というわけで、今から45年も前にあったという父親による女子大替え玉受験。
当然ゆるされないことですが、なんかどこか憎めない事件でもあります。
「そこまでして娘を大学にいかせたかったのかなぁ」
と。
しかし、この事件。
最初に知ったとき、俺は娘が絶望的なアホだと思っていたのですが、実は娘は成績優秀で本人が受験しても受かっていたらしく・・・。
それを知るとますます謎で、なぜこの父親がこの行動に及んだのか知りたくなります。
ま、年齢的におそらく亡くなっていると思いますし、真相は墓場まで持っていくのでしょうから、永遠に謎のままでしょうね。

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