出来るなら最初からやればよかったのに・・・

山崎まさよし『歌いたくない』騒動後、初めての公演の名古屋では平常運転 ファンも満足「すごく良かった」

実はこの前、山崎さんのライブに関することを書いた後に同業者やネットでの意見などを見ていたら、改めて気づいたことがありました。
だからそれを書きたくなったのですが、「また取り上げるのもしつこいな」と思ってやめました。
が、その後の名古屋公演のことでまた話題になっているので、この際書くことにしました。

前回のときに書いたのですが、俺は「歌を聞きに来たという人はCD買って」という発言を致命的だと思いました。
ライブで生歌を聞きに来ている人に対してそれはないだろと。
で、他にも「これはまずい」という発言があったことに気づきました。
それは
「歌いたくない」や「歌うと疲れる」などの意味合いの発言があったということ。
これもお客さんの怒りを買うには充分すぎる発言だったと思います。

というのも、これはお金を払ってきてもらっているライブなわけです。
そこで「歌いたくない」だの「歌うのは疲れる」とか言ってしまったら・・・。
お客さんからしたら「ちょっと待て」な話だと思うのですよ。
「山崎さんがライブをするから来ているのに、なに言っているの?」と。

んで、こういう発言が許されるっていうのは、身内だけの集まりとかパーティとかそういう類いのものじゃないかと。
これなら「きょうは気分が乗らない」とか言っても良いと思います。
それは山崎さんの自由。

しかし・・・。
お金を払わせてお客さんを集めた場でそれを言うのはありえないでしょう。
当人からしたら軽い冗談のようなつもりだったのかもしれません。
でも、他のライブ会場と比べて実際に歌った曲数も圧倒的に少なかったわけです。
上記のような発言に加え、とりとめの無いMCを長時間続ける。
これだと「やる気のない人間がグダグダやっている」で、こういうのって一般的には嫌われるじゃないですか。
場所が場所なだけに「真面目にやれ!」ってなる話。

で、これが例えば体調や肉体面に問題があったとしますよ。
いつも通りのパフォーマンスは難しいと。
でもそれならそれで今の状態で、出来ることをとにかく精一杯やればよかったと思います。
余計なことは言わず、やれることを必死にやる。
しかし今回は「歌うと疲れる」だのネガティブな発言をしてしまっていますよね。
こうなると、そりゃライブに来ていた人たちの中には「ん?ちょっと待て」となる人もいますよ。
「なんでこんなにやる気のないライブを見せられてんだ?」と。

それと同業者というか有識者の意見の一つに、これが「何らかの信念があってやった」とかならまだ分かるというのがありました。
気分が乗らないうんぬんじゃなく、こういうことをやりたくて実行したと。
それなら曲数が少ないにしても、ライブとしては成立するという話でした。
俺はそういう考え方がまったくなかったために、新たな視点で勉強になったのですが、この点から見てもそういう信念はなかったように思います。
「返金」という対応を取ったので。
本当に単純にやる気がない、気分が乗らなかったのでグダグダにやってしまった。
なので、お金をお返ししますと。

とまぁ、そんなことを思うのですが、残念に思ってしまうのは、名古屋では18曲歌ういつも通りの公演をしたということですね。
「いや、ちゃんとやったならええやん」と思う方もいるでしょうが、俺は
「それだったら水戸でもちゃんとやればよかったのに・・・」
と思わずにはいられなくて。
水戸はお客さんが少なかったとも報道されていますが、仮にそうだとしても来ているお客さんには関係のない話。
水戸のライブに行ったお客さんも、チケット代、交通費、場合によっては宿泊代を払い、予定に都合をつけて時間を割いて行ったわけです。
そこで見せられたグダグダなライブ。
こういう事実があったことを思うと、やはり残念と言わざるを得ません。
山崎さんは名古屋の公演で「こんなに大事になるとは思わなかった」と言っていたみたいですが、この一件は山崎さんが考えている以上にイメージダウンした気がします。
これまで積み上げてきたものを考えると本当にもったいないと思いますし、プロとして活動することの意味を再認識して頂きたいなと思います。

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