喪主を務められない40代長男

親戚が集まってくる中で、父の葬儀を担当してくれる担当者もやってきました。
母と自分を交え、通夜や葬式のことについての話し合いがスタート。

ただ、これまで何回か書いてきていますが、このときは弟が入院中。
そしてこれが、退院寸前でその話がポシャったり、大きな手術をする予定だったのが病院の都合でなくなったりと、やたらと二転三転するという母も自分も振り回されまくっていた状態でした。
病気に関しては分からないことだらけだから、とにかく話がひっくり返されてもお医者さんに従うしかないのが、これまた辛いところ。
しかも入院期間はこの時点でほぼ2ヶ月。
そのため母も自分もかなり疲労しきっており・・・。

そんなこともあり、父の葬儀は親しい親戚だけでやる「家族葬」形式でやると、病院で母と相談した時点で決めていました。
たくさんの人を集めてやるとなったら、もう母も自分も手が回らないことは分かりきっていたのです。
まぁこれは、自分が「喪主」を務められるほどの人間であれば解決した問題なのですが・・・。
でもこのときは、これに関しては母から相談等もなく、母がそのまま喪主を務める形になりました。
これは本当に己の力の無さや無力感を感じずにはいられず、母にも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
40歳超えた長男なら、普通は喪主を務めるのが当然だと思うから・・・。

と、そんな悲しい思いをよそに話を進めて、どんどん物事を決めていきました。
「通夜振る舞い」や「会葬御礼品」をどうするかも、基本パッと即決。
25人以下で葬式をやるという話をすると、担当者の方は、「えっそんなに少なくていいですか?」なんて驚かれたりしましたが、このときはとにかく葬式を終わらせることが第一優先(弟が入院中のため)。
母も自分も父に申し訳ない気持ちはありましたが、これに関してはまた落ち着いたら後でしっかり供養させてもらおうということにして、一通りの段取りが決まりました。
神主さんの都合もあり、通夜は3日後。葬式は4日後に。

そして・・・。
そんなこんなで時間はすでに18時。
ただ、とりあえず一息付ける状況になったので、母は弟の付き添いのため再び病院に戻ることに。
父の遺体の見守りというか付き添いは、父の弟である叔父さん夫妻が担当してくれることになりました。
叔父さんたちがいなかったら母か自分がやるしかなかったので、これには本当に助かりましたし、親戚付き合いの大切さが身に染みました。
と、そんなことを思っていると、ここで母が、「あんた、まだ動けるのかい?」と聞いてきました。

次回につづく

 

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