きのう。
Twitterにて武村沙紀さんの漫画「腹を切って死のうとした話」を読みました。
「腹を切って死のうとした話」①
鬱で死んで蘇って赤ちゃんになった私の話です。
ぜんぶ捨てて心で生きたらどうなるのか。渇望の記録です。#漫画が読めるハッシュタグ #エッセイ漫画 #コミックエッセイ #漫画 pic.twitter.com/QqnGpqb5Cg— 武村沙紀 漫画家 (@nora_sakiT) May 21, 2022
最後まで読んでとても面白かったのですが、その中で特に共感できる部分を発見。
それは8話目のキッチン仕事が、自分に合っていることに気づくというもの。
「腹を切って死のうとした話」⑧ pic.twitter.com/nn0hIVLzOk
— 武村沙紀 漫画家 (@nora_sakiT) May 21, 2022
俺も40歳で初の飲食店の仕込みのバイトをやりはじめたのですが、やる前は一番長くやってきた仕事がコンビニだったこともあり、最初は不安だったのですよ。
「俺なんかにまともに出来るのかな」と。
しかしこれがやってみたら・・・めちゃくちゃ性に合っていたのですよね。
自分でも驚くほど。
お客さんがいない空間で、決められた作業をその手順通りに行う。
各種サービスを取り扱ったり、いつレジにやってくるか分からないお客さんのことを気にしたりしながら作業するコンビニよりも遙かに楽だったのです。
と、そんなわけで40歳を超えてから“自分の仕事に対する適性”にようやく気づいたわけですが・・・。
「なぜ俺はどちらかと言えば向いていないコンビニの仕事をやってきたのか?」を思い返すと、答えが分かりました。
それは学生時代からバイトを始めようとしたところ、コンビニしか受からなかったのですよね(苦笑。
マックとかスーパー、飲食店のバイトとかガンガン落とされまくっていました。
そんな中で受かったコンビニバイト。
暇な店で、当時のコンビニバイトは誰にでも出来るようなシステムでした。
基本的にはレジ、品出し、掃除、ホットスナックを作ることが出来ればOK。
それ以外のサービスと言えば宅急便と写真の現像の受付ぐらい。
暇な店でお客さんも少なく仕事は簡単。
なるほど、当時の俺でも出来ますね(笑。
そしてその店では周りの人たちも良い人ばかりで働いていて楽しかったので、「俺にはコンビニが合っている」と考えるようになりました。
その結果、店が諸事情により閉店した後もコンビニを渡り歩くことになります。
で、それから約8~9年後ぐらいですかね。
コンビニに色々と手続きが出来るような機械が入り、各種サービスが急激に増加。
俺の中ではプリペイド携帯を販売するようになった頃には、かなり厳しくなっていました。
1人勤務で通常のお客様を捌きながら、その手続きをするなんてのは、もう俺の能力では不可能になっていたのです。
要は簡単じゃなくなってしまったのですね、コンビニの仕事が。
そしてこの当時。
この対応できないことが自分の中で負い目だったのですよ。
「なんとも情けねぇなぁ」と。
しかし今になってみると・・・。
まぁ元々臨機応変に対応することが苦手な俺。
更に複雑化していく仕事内容。
もう頑張っても出来るわけがなかったのです。
適性に合っていないのですから。
というわけで、他の人が当たり前に出来ているようなことが出来ないからといって、そんなに落ち込むこともないです。
合っていないものは頑張っても出来ないものです。
俺が合っていると感じた仕込みのバイトも、人によっては「つまらない」とか「簡単すぎてやりがいがない」と感じる人も多々いるでしょうし。
俺は食べるのが好きなので、そこら辺も含めて仕込みの作業をするのは好きでした(笑。
もっと早くこれに気づけていれば・・・と思う時もありますが、それは自分の適性に対して真剣に考えてこなかった俺が愚かだったのでしょうね。
若い人は俺みたいにならないようにお気を付け下さい。
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