想像を絶する頼み事をする人

きのうの記事を書いて昔の苦い記憶がよみがえりました。
店側の事が考えられない人の事を。

とある所で働いていたときのこと。
町内会の団体様で親子30組(60人以上)がイベントをやりました。
イベントが間もなく終了する頃、幹事と思われる20代後半の女性が会計にやってきました。
この時点ですでに全員分をまとめた総額を出し領収書も作っており、後はお客様に払ってもらうのみだったのですが・・・。
この幹事の女性、こんなことを言ってきたのですよ。
「家族ごとに会計してもらえませんか?」
と。
これを聞いた瞬間、おもいっきり固まりましたね。

こういうケースは基本まとめた上での一括会計。
2~3組ならまだしも、30組の個別会計って・・・。
どう対応するべきか分からず、マジで15秒程度考え込んでしまいました。
「こんなのってありえるのか?」と。

と、そんな感じで返答に困っていると・・・。
そのイベントに参加していた親御さん2人が幹事の元にやってきて、なにやら話しました。
すると幹事は
「あ、まとめてって事で大丈夫で~す」
と支払い方法を変更してくれました。
たぶん、俺の困り果てた様子を見かねたのかもしれませんし、「家族ごとの会計」というちょっと常軌を逸した話を聞いて、「さすがにそれは・・・」と止めてくれたのかもしれません。
そんなの実行したら、全員の会計が終わるまで相当な時間がかかりますからね。
ま、何にせよこのときは本当に助かりました。
30組の個別会計なんて受けたら、ほぼ業務が止まるぐらいの出来事なので。

それにしてもこのときは唖然としました。
いやね、その女性の幹事さん、まるで悪びれる様子がないのですよ。
「普通に個別会計が出来る」と信じ切っている顔でした。

また別な日にはこんなことが。
30人ほどが来たイベント。
イベントが開始し、幹事の50代女性がやってきました。
そしてこんなことを言ってきました。
「会計は一括でいいですが、領収書を30人分個別に書いてください」と。

このときは情けないことですが、パニックに陥ってしまいました。
「こういうのを受けるべきなのか」や実際に書くとなったら相当な量であることに動揺したのです。
時間的にも厳しいし、どうすればいいんだろうと完全にパニック状態。

と、激しく動揺しながらもとりあえず上司に聞きにいきました。
すると上司が一言。
「後で郵送させていただきます」とお伝えしなさいと。
言われてしまえば「あ、なるほど」なんですが、このときはまったくそれが浮かびませんでした。

で、とりあえずその事を幹事の方に伝えて了承を得たのですが・・・。
俺があまりにうろたえた事にだいぶ不満を持った様子。
たぶん、向こうからしたら「普通の頼み事なのに」って感じだったように見えました。
だからこの幹事さんからすれば、「領収書30枚なんてすぐ書けるでしょ」って認識なのでしょうが・・・。
俺から言わせていただくと、それなら予約の時点で前もって伝えておいてほしかったというのが本音。

と、そんな苦い経験を思い出しました。
頼んだら店員側がどうなるかまったく考えない人は極まれにいるようです。
ちなみに俺はそういうことには気を遣います。
ファミレスでの友人とかの食事でも、個別会計とかはめっちゃ嫌いです。
それをやるなら、多少俺が損するとしてもまとめて一括で払うタイプ。
自分がコンビニバイトで色々と経験してきただけに、店員さんが面倒に感じるようなことは避けるようにしています。
上記の方々みたいに何も考えずにやれたら生きていくのも楽なのでしょうね。
まぁそれはそれで恨みを買いそうですが(笑。

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